夜遅くコッパダンを訪ねてきたのはスだった
スは婚礼式の日、突然知らない親戚が来て
自分が両班の息子だと連れて行ったと言った
それを聞いたケットンは
「よかった 何かあったかと思って心配してたんだから」と
泣きながら叫んだ
そんなケットンをやさしく抱きしめながら
「ごめん、ごめん」と謝るスだった
するとマフンがスに
「一体どうしようとまたいらっしゃったのですか
すぐにこれから殿下の婚礼も始まるというのに
少しずつ心の整理ができてきた娘に
これ以上複雑な思いにさせないでください」と言った
するとスが「忘れようとしました!
ケットンを私の側に置いたら不幸になるだけだと
もうこれであきらめようとしました
でも できませんでした
どんなに難しく大変でも一緒にいたいのです
私の心は変わりません
どうか 助けてください」と
マフンに懇切にお願いしたスだった
スにようやく会えたケットンだったが
なぜかうれしくなかった
そしてマフンに「キム・スも探してお兄さんも探したら
元の位置に戻らなくてはな」と言われ
なぜか寂しい思いとなり
「なぜかここが私のいる場所だと
錯覚しちゃうんだよな」とつぶやいた
次の日、ケットンが良家のお嬢様にしてほしいと言うと
マフンはだめだと言った
ケットンは兄の為に何として
お嬢さんにならなければならなかったが
マフンはそれを知らないので
スと一緒になる為だと思い
心が納得がいかず反対したのだった
その頃、ドジュンは町で白い陶磁器を見ていたジファを見つけ
キスをしようとした
ジファは初めは驚いた様子だったが自ら目を閉じて答えた
その後、ジョンスクの相手を決める為
ジョンスクに候補者を紹介した
しかし、どの男性も断った
ジョンスクはただ平凡な男性でいいのですと言った
その頃、宮ではジョンスクに烈女賞を
与えることを話し合っていた
するとスはその女性に直接会って賞を与えたいと言った
それを聞いたボンドクはジョンソクが
家を出て行ってしまっていたので焦った
ケットンはマフンが良家のお嬢様にしてくれないので
自分で学ぶしかないとジョンスクを訪ねた
ジョンスクはお嬢様になるには
何があっても我慢することだと言った
そして我慢できなくなったらこれを飲んだらいいと
お酒を一瓶くれた
それを飲んでいるとマフンが来た
ケットンはマフンにお茶だと言いわざと飲ませた
それを飲んだマフンはお茶ではなくお酒だとわかり
驚いてしゃっくりをした
そこにヨンスが来た
ヨンスはケットンにいろいろなことをさせるので
ケットンはそれが嫌でマフンを連れて部屋に隠れた
しかし、マフンがしゃっくりをするので
その音で見つかることを恐れたケットンは
思わずマフンの唇に自分の唇を重ね
しゃっくりを止めたようとした
その後、ケットンは部屋に戻り
スからもらった髪飾りを見ながら
スと婚姻しようとしている私が
今、気分がよかったらおかしいよねと言った
もう既にケットンの心の中には
スよりもマフンがいたのだった
その後、マフンは輩の頭を牢獄内で
殺した捕吏(ホリ 牢獄で罪人を取り締まっていた役人)が
誰なのか探していた
しかし、その日勤務していた捕吏(ホリ)の
誰にも腕に傷がないのを確認した
その後、ドジュンはマフンに自分の母と同じく子供を捨てて
他の男性と婚姻しようとしているジョンスクが
どんな女性なのか聞いた
マフンは自分の目で直接確かめろと言った
そして誰にも事情があるものだとマフンが言った
ドジュンは自分の母が他の男と浮気し
出て行ったことによって
科挙試験も受けれず
婚姻もできないようになってしまったのだった
ジョンスクはケットンにサイスが小さくなり着れなくなった
美しい韓服をプレゼントした
その代わりお願いを聞いてほしいと言った
心配しているであろう自分の娘に
手紙を渡してほしいというのだった
ケットンがその手紙を持っていく途中
この前、会った浮浪者のおじさんが寝ている間に
泥棒にあっているのを見た
ケットンはそれを取り返しおじさんに渡し
「おじさん 何でも大切にしておかないと
いつか本当に大切なものもなくしてしまいますよ」と助言した
その後、手紙を無事に教えられた場所に置いてきたケットンを
ボンドクの刺客が見つけジョンソクの上着を被っていたので
ジョンソクだと思いついて行った
するとコッパダンに入って行ったので刺客は驚いた
ジョンソクだと誤解されたケットンは
その日の夜、刺客によって連れ去られた
それを見たマフンは刺客と戦い
その刺客の顔を見て「お前は!?」と父の仕業だと悟った
そしてすぐにケットンを探しに家に行った
そしてボンドクがとケットンを人違いだとわかり
ジョンソクを探せと言った時
ケットンは「いくら探しても探せるもんですか」と対抗し言った
それを聞いたボンドクは「この女!」と怒った
その時、マフンが現れケットンの手を握りしめ
「この女性に触れないでください!
これ以上私の大切な人に何かしたら
私も黙ってはいません!」と言い
ケットン連れて出て行った
その後、マフンはこの国の世子が死んで
一番利益を得たのは自分の父領議政ボンドクであり
ボンドクが王スの婚約者ケットンを殺そうとしていると悟った
そしてすぐに王スを訪ね
「この婚事、私がお引き受けいたします」と言った
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