ガンテはムニョンの家に着いた
そんなガンテに
「いつからわかってたの?私が誰なのか」と聞いた
ガンテは「考えてみるとあの時、お前を最初に
見た時から・・・」と答えた
「おもしろかった?知ってたのに知らないふりして
私をもてあそんで
私は違う!私は知らないふりしてたんじゃない」
とムニョンが言うとガンテは
「わかってる わかってほしかったんだろ
避けたかった ずっと知らないふりして
無視してたかった」と言った
ムニョンは「じゃ どうして今になって
分かってたって言うの」と聞くと
ガンテは「きちんと終わらせたかったから
あの日、氷の張った川で俺を助けてくれたこと
ありがたかった
そして先に好きになったのに先に逃げて行って
しまってすまなかった
後ろを向いた瞬間、後悔した
あの日、ここまで来ても何も言えなかった
それが未練として残ってて
ずっとずっとお前を
忘れられなかったみたいだ」と言った
それを聞いたムニョンは
「もう未練はないの?」と聞くと
ガンテは「兄さんだけで十分だ
兄さんのことだけで俺は一杯一杯だ」と言った
するとムニョンは「兄さんはいいのに
私はなんでダメなの 私にも責任持って
私もあんたが必要なの!」と言った
するとガンテは「俺はこれ以上、誰かにとって
必要な人にはなりたくない」と言った
それを聞いたムニョンはそれでも
「行かないで 私と一緒にここにいて」と言った
そこにサンテが来た
ガンテはサンテに家に帰ろうと言った
するとサンテは「ここが僕たちの家だ
僕はもうここで住まなくちゃいけない
約束したんだ 僕も作家になるんだ」と言って
ムニョンの挿絵作家として
この家で作業することを約束した契約書を見せた
それを見て怒ったガンテは
「それは兄さんを騙しているんだ
悪い事なんだ
なんでここが俺たちの家なんだ!」と叫び
契約書を破り捨てた
それを見たサンテは怒って
「ダメだ ダメだ
それはサンテのものだ」と言い
ガンテを突き飛ばし、叩き続けた
それをムニョンが止めさせ
サンテに中に入っているように言い
ガンテに「あんたの兄さんはあんたを捨てた
これからはあんたが選ばないと
あんたも兄さんを捨てるのか
兄さんに一生を捕まえられて生きていくのか」と言った
ガンテはそのまま、家を出て行った
ムニョンの家を出たガンテは幼い頃を思い出した
母はガンテのことよりもいつもサンテのことを心配し
気にかけていた
ある日、ガンテの話を聞く前に
サンテがケガしたのをガンテの責任だと言う母に
「兄ちゃんなんか死んでしまえばいいのに!」と
言ってしまったことがあった
その後、ガンテは家を飛び出した
そんなガンテをサンテが追いかけて行った
そして氷の張った湖に来た二人は
またいつの間にか楽しく遊んだ
しかし、サンテが足を滑らせ、
湖に落ちてしまうとガンテは助けずに
そのままその場を立ち去ってしまおうとした
しかし、もう一度思い返し、サンテを助けた
その時、ガンテが水の中に落ちてしまった
そんなガンテをサンテは見ても助けずに
その場を立ち去ってしまった
そんな二人をムニョンが見ていた
そしてガンテを助けたのだった
その後、ガンテは家に帰ってずっと悩んでいた
そこにジュリの母スンドクにサンテのことを
話した
それを聞いたスンドクはとても喜んだ
「サンテが作家になるんだね
誰だかわからないけど
サンテの才能を見出してくれた方に
跪いてお礼を言いたいほどだよ」と言い
ガンテの手を握り
「お兄ちゃんを応援してあげなよ
今まで生きていけるように
助けてあげたんだから
これからは何かを自らできるように
してあげる段階にいくんだよ
好きな事や好きな人に対する思いを
やめさせようといてもできないんだよ」と
アドバイスした
それを聞いたガンテは荷物をまとめ
ムニョンの家に行った
ムニョンは「今回もお兄さんを選んだのね」
と言った
するとガンテは「いくつか条件がある
平日はここで過ごして週末は家に帰る
兄さんが嫌だと言ったらいつでも出て行く
それから兄さんのことを最大限、尊重してくれ」
と言った
ムニョンは「あんたとの約束だから守る」と言った
その日からガンテとサンテはムニョンの家で
過ごすことになった
その夜、サンテは階段を降りようとして
ムニョンに止められ
「お兄様、もしかして「青ひげ」って知ってる」
と言い
「むかし、むかし青い髭をした伯爵が
大きな城に一人で住んでいた
彼は大金持ちだったけど、青い髭をしていたので
皆が彼を恐れ、避けていた
そんなある日、貧しい女性が
青髭の新婦になると言って
彼の城を訪れた
青髭はうれしさのあまり
各部屋にある金銀財宝を妻にプレゼントした
しかし、一つだけ地下にある部屋だけは
絶対に開けてはいけないと警告した
しかし、気になった妻は結局、夫のいない間に
秘密のドアを開けてしまった
その中に何があったのか?
死んだ女性たちの死体が
壁に掛かって展示されていた
その女性たちは青髭の警告を無視して
ドアを開けてしまった妻たちの最後の姿だった」
と話した
それを聞いたサンテはガンテにその話をした
サンテは「どうして人々は青髭を避けたのかな」
と言った
ガンテは「自分たちと違うから 髭が青いから」
と答えた
それを聞いたサンテは「違うことが怖いのか?
違うと城にずっと一人で
いなくちゃならないのか」と聞き
ガンテは「いや、青髭だって大丈夫だって
理解して、認めてくれる本当の新婦が
現れるだろう」とつぶやいた
そんな二人の会話をドアの外でムニョンが
聞いていた
その次の朝、ムニョンが起きてみると
サンテが一生懸命、掃除をしていた
そしてガンテが作ったおいしそうな朝食を見て
ムニョンは驚き、内心喜んだ
そして大盛のご飯をおいしく食べた
その後、病院に行った3人はそれぞれの仕事をした
その時、ムニョンは一人の女性患者に
「私よ お母さん
見ないうちに痩せたわね
でも私にとってはあなたが一番かわいい
なんで何も言わないの
整形したからお母さんのこと
わからなくなったの?」と言った
それを聞いたムニョンは手を震わせながら
「本当にお母さんなの?本当に帰って来たの?」と
と言った
女性患者は「私が電話で言ったでしょ
完全にあんたのタイプの男を
見つけておいたって
お母さんの言う事聞いて損することないから
一旦、会ってみなさい」と言った
それを聞いたムニョンは
「この狂った女が!」と言って
患者の胸倉をつかんだ
それを見ていたガンテがそれを止めた
その患者は重症のうつ病で死んだ娘が
まだ生きていると思っているのだった
その後、ムニョンは女性患者が自分に
「お母さんだよ」と言う声が何度も聞こえて来た
文芸授業の時間中、患者に童話を読ませたが
その時も声が聞こえてくるので
思わず「静かにしろ!」と叫んでしまい
童話を読んでいた患者は驚き、泣いてしまった
それを患者から聞いたガンテは
ムニョンのことが心配になった
その時、出版代表のサンインから電話が来た
サンインはガンテにムニョンの家から
出て行くように言った
ガンテが「どうしてですか?」と聞くとサンインは
「ムニョンの傍には私がいなくちゃいけないから
誰にでもできることじゃない
君にはできない
私は10年間、ムニョンの横で我慢して耐えて来た
命がけで彼女を守ってきた」と言った
それを聞いたガンテが「なぜですか
何の為に? お金の為でしょ
彼女の本を売って
お金を稼げたんでしょ」と言うと
サンインは「私が彼女を金を稼ぐだけの
道具だとだけ思ってきたらここまでこなかった
ムニョンにとって私は会社の代表であり
師匠であり、兄であり、男だ・・・
まあ、とにかく彼女の傍には私が必要だから
どいてくれ」と言った
するとガンテは「嫌だ どかない」
とはっきり言った
その後、ムニョンはサンテとガンテそして
ジュリ母娘が一緒に食堂で
ご飯を食べているのを見て寂しさと怒りを感じ
そこに再び来た女性患者に
「もうお母さんと言うのはやめて!
私のお母さんは死んだの
頭が割れて血が出て
その血の跡がまだ床に残ってるのよ
だからおばさんも夢から覚めなさいよ!」と言った
それを聞いた女性患者は驚きのあまり気絶した
その夜、ムニョンは食事もせずずっとベッドに
横になっていた
ガンテが心配し、声をかけたが反応はなかった
ムニョンは夢を見た
母が自分の髪をブラシでとかしてくれた
「お母さん、どうして青髭は自分の奥さんを
殺していったの」と聞いた
母は「奥さんたちが自分の言うことを
聞かなかったからよ
だからあなたはお母さんの言う事
ちゃんと聞かなくちゃだめよ
そうすればいい子になれるのよ
返事しなさい」と言い
ムニョンが「はい」と言うと
母は「ところでどうして降りて来たの!」と叫び
ムニョンの後ろ髪を引っ張った
そこで夢は覚め、ムニョンは泣いた
そこに死んだ母親がムニョンを上から見つめ
「お母さんが警告したでしょ
お前を助けに来る王子も殺すって」と言い
それを聞いたムニョンは声を上げ、泣いた
それを聞いたガンテが部屋に入って来た
ガンテを見たムニョンは
大きく叫び声をあげながらガンテに
「すぐに逃げて 早く!逃げて
今すぐ消えて!」と叫んだ
それを見てガンテはムニョンに
「逃げて行かないから」と言い、強く抱きしめた
コメント
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