「サイコだけど大丈夫」3話 あらすじ

サイコだけど大丈夫

ムニョンはガンテが新しく就職した
「ケンチャヌン精神病院」に訪ねて来た
ガンテは「もう二度と会わないようにしようって
言ったのに・・・
望みはなんだ 
それが叶うまでは引き下がらないんだろ
だから、目的だけ言えよ 何だ」と聞いた
するとムニョンは
「ムン・ガンテを私にちょうだい
どんどん欲しくなっていく」と言った
それを聞いたガンテが「なんで俺なんだ」と聞くと
「きれいだから
そうでしょう 私が欲しいものは何としてでも
手に入れないと 
欲望に何か理由が必要なの」と答えた

それを聞いて何も言えなくなったガンテ
そこで看護婦長パク・ヘンジャがムニョンに
院長が話があると言っていると伝えた

院長オ・ジワンはムニョンに病院で行っている
集団治療(料理、美術、音楽など 患者の治療に
有用なプログラム)
その一つに講師として一週間に2回
文章を書くことでも本の朗読でもいいから
才能寄付だと思ってお願いしたいと言った
そして採用条件の一つにこの病院に入院中の
ムニョンの父の散歩をしてほしいと言った
それを聞いたムニョンは契約書を破り捨てた

その後、ムニョンは
更衣室で着替えているガンテを見つけた
ガンテは驚き、ムニョンを外に出そうとした
そんな二人の姿をジュリが見てしまった
ジュリはガンテのことが好きだったので
二人の関係が気になった

その夜、ムニョンは父が建てた森の奥にある
以前、住んでいた家に行った
今は誰も住んでいないので
幽霊が住む廃城のようになっていた
そこでムニョンは今日、院長室で盗んだ何かを
部屋に置き、ベッドに横になり
「お腹空いた」とつぶやいた

その頃、ジュリの家に間借りしていた
ガンテ、サンテ兄弟とジェスは
ジュリの母カン・スンドクが作ってくれた料理と
サンギョプサル(豚の三枚肉)を焼いて
おいしく食べていた
ジュリはガンテと一緒にいれることが
本当にうれしかった

ムニョンはその時、金縛りにあっていた
一人の女性の幽霊が近づいてきて
自分がムニョンの王子を殺すと言った
その後、ムニョンは夢を見た
深い水の中で
溺れている一人の女性を見た
女性は助けてほしいと訴えた
しかし、幼いムニョンは何もしなかった
するとその女性が水の中から浮き上がって来た
夢から覚めたムニョンは恐ろしくなり
泣きながら震えた
その時、ガンテが自分を
慰めてくれていると思って、自らを慰めた
ムニョンの心の中(夢の中)のガンテは
ムニョンに優しく「泣くなよ」と言い、
涙を拭ってくれた

その次の日
ガンテがサンテに「今、何してる?」と電話すると
サンテは「小麦粉に絵を描いている」と言った
ガンテはサンテが一体
何をしているのか気になった
そこは新しくオープンしたジェスのピザ屋で
オープン記念にピザを注文してくれたお役さんに絵の才能がある
サンテがカリカチュアを
描いてあげるというサービスを
ジェスが考案し、行おうとしていたのだった

カリカチュアとは
人物の性格や特徴を
際立たせるために(しばしばグロテスクな)
誇張や歪曲を施した人物画(似顔絵)のことです

そしてムニョンは病院で患者たちの為の
文芸講座を始めた
ムニョンは「童話とは何か
現実世界の残虐性と暴力性を逆説的に描く
残虐なファンタジーです
みにくいアヒルの子の教訓は他の家の子供を
育てたって無意味な苦労をするだけだから
自分の子供をしっかり育てろということ
人魚姫の教訓は婚約者のいる男を
自分のものにしようとするなら天罰を受けるということ

今日の授業の結論は童話は夢を与える
幻覚剤ではなく、現実を教えてくれる覚せい剤です
だから、皆さんも童話をたくさん読んで
夢を壊してください
現実を受け入れた時
エブリバディ ハッピー ハッピーになります」と言い
その日の講義を終えた
それを聞いていたガンテは
何とも言えない気持ちになった

講義が終わった後、ムニョンはガンテに
「私の初授業どうだった?」と聞いた
ガンテは「本当にそう思ってるのか
全て認めればよくなるって
自分たちだけ認めたって何になるんだ
他人は、世間はそうは思っていないから
拒否して避けるのに」と言った
それを聞いたムニョンは
「あんたも欲求不満だってこと認めなさいよ
ほら、目が欲望で燃えてるみたい」と言った
ガンテはそれを無視し歩いた
するとムニョンは
「さっき見てたら患者にはよく笑うのに
どうして私には冷たいの
夜はあんなに熱かったのに」と言い
何日か前に、ガンテが自分を抱きしめてくれた夢を
見たことを話した
そして「私ははっきり欲求不満なのを認めるわ」
と言い、皆の前で
「私と一回、寝てみる?」と言った
それを聞いたガンテは動揺し
すぐにムニョンは連れ、誰もいない所に行った

そしてガンテは真剣な表情で
「適当なところでやめろって言っただろ
俺はお前の言うことに合わせてる余裕はないんだ」
と言った
それを聞いたムニョンは
「なんでそんなにつまらない生き方してるの
そんな我慢ばっかりしてたら病気になっちゃう
遊びたいときは遊ばないと
あんた、遊びたいと思ってるじゃない」と言った
ガンテは「お前が俺のことどれ位
わかってるっていうんだよ」と強い口調で言った
するとムニョンは「偽善者」と言った
それを聞いたガンテは何も言えなくなった
「何驚いてんの みんなそうでしょ
心の中では何人もの人を
殺しておいて、そんなことしていないという
平然な顔で生きて行ってる
完全無欠な人間がどこにいるのよ」と言って
そこから立ち去った
ガンテは自分の心を見透かされたようで
動揺した

その日の午後
サンテがオ院長の診察を受けた
オ院長はサンテの絵の実力に感嘆し
病院内の壁に美しい外の景色を
描いてほしいと言い
「それが私のサンテさんに対する処方箋だ」と
言った
それを聞いたサンテは
「いくらくれるんですか」と聞き

オ院長は「絵を見てからね」と笑顔で言った
サンテは喜んでガンテを見た

その夜、ガンテはサンテが
お金を貯めていることを知った
それはキャンピングカーを買う為だった
ガンテが「なんでこの車なんだ?」と聞くと
「これを買えば、1年ごとに引っ越さなくていい
蝶が追いかけてきてもすぐに逃げれる
新しい家も探さなくていいし
引っ越さなくていい
うちの弟が大家さんに怒られなくていい
どこにでも行ける」と言った

自分を思ってくれるサンテの心を知ったガンテは
サンテを抱きしめ
「兄さん、俺は家も車も金も必要ない
兄さんだけいればいい」と言った
しかし、そこで一瞬、今日ムニョンが言った
「偽善者」という言葉を思い出した
しかし、それを払いのけ
「本当だよ 兄さんが俺の全部なんだ」と言った

その次の日、ムニョンは逃走した一人の患者を
車に乗せ、爆走した
それを今回は逃げずに体当たりで止めたガンテ
ムニョンは「今回は逃げないわね 素敵」と言った
「降りろ!」と怒鳴るガンテ
それを聞いたムニョンは
「どうしてあんたは私にだけ
神経質になるの」と言った
ガンテは「気を!使わせるんじゃないか 
お前が」と言うと
「無視したらいいじゃない
でもこれ知ってる?
無心より怖いのが半心だってこと」と言って
そのままアクセルを踏み、走り去った

その患者は国会議員の末息子クォン・キドだった
それを知ったムニョンは
そのキドの父親が選挙活動している場に
連れて行き「私たち、ここで遊びましょう」と言った
それを聞いたキドはマイクの前に行き
「私がこの国会議員候補の末息子です
皆さんの知っている通り、私は精神病者です
家の家族はみんな優秀で私だけが
幼い時から、ダメでした
それは私の間違いではないんですけど
ただ・・・ただ少し足りない感じで
産まれて来ただけなんですけど・・・
勉強ができないって叩かれ、
理解できないって無視され・・・
私も同じ子供なのに
いつも透明人間扱いされるから
私のこと見てくださいって
どうか、私のことも見てくださいって
狂ったふりしています
そうしていたら本当に狂ってしまいました
皆さ~ん!」と言って叫びまくった

それを見ていたムニョンは
「よく遊んでるわね」と言い
ガンテは「俺も、ただ お前と遊んでみようか
そうしようか?」と言った

[M/V] Sam Kim(샘김) – Breath(숨)
OST2 「 Breath(숨) 」 Sam Kim(샘김) 

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