哲宗はビョンインとの戦いで勝ち
「これでわかったか
この宮の主人が誰なのか
この位置をきちんと覚えておくように」と言って
その場を立ち去った
ビョンインはそんな哲宗をにらみつけた
その頃、ファジンはソヨンに向けて
矢を放った
その矢はソヨンの横をギリギリで通り過ぎた
ファジンは「オウルをそのようにしなければ
ならなかったのですか
あのように殺さなければならなかったのですか
殺して、井戸にまで投げ入れなければ
ならなかったのですか！
私を脅迫する為に罪のないあの娘を
あのようにしなければならなかったのですか！」と
オウルを殺したのはソヨンだと主張した
ソヨンは「私は料理で使う以外どんな命も殺さない
井戸から死体が見つかったのは偶然か
誰かが私たちを仲たがい
させようとしてるんだ
誤解だ なんで私を悪くばかり見るんだ」と言った
するとファジンは
「そういう人だから
私が知っているキム・ソヨンは十分に
そういうことをする人だから」と言った
それを聞いたソヨンは
「そちらと私はもう本当に戻ることができない
川を渡ってしまったようだね
私に対してどんな誤解をしても
もう知らない
だからもう勝手にしな」と言った
ソヨン（ボンファン）は
前の日にボンファンに濡れ衣を着せた
ハン室長にそっくりな男が
スラカンの水がめに何かを入れているのを見た
その男がまた現れたのでチェ尚宮に男の身分を
確かめるように言った
そしてその水がめに何を入れたのか確認に行った
その時、哲宗が宴の準備の確認のため
スラカンに来た
食材料は自分が何とか準備すると
必死に訴える哲宗を見てソヨンは
「あきらめたほうがいいんじゃない
あきらめた方が楽だろ
お前もわかってるだろ
どうせうまくいかないってこと
そんな一生懸命やったってお前も大変だし
周りの人も大変なだけだろ」と言った
それを聞いた哲宗は
「ではただ死体のようにやられてばかり
いろというのですか
私はそんなことはできません
できるところまで精一杯やってみるつもりです
このような私の姿が中殿に
いやな思いをさせるなら
無視してください」と言った
それを聞いたソヨンは何だか心が痛くなった
その後、スラカンのスクスたち（料理人）が
皆、腹痛に襲われた
それを見たソヨンはやはりハン室長に似た男が
水がめに毒を入れたのだとわかった
その頃、新しい食材を運んでいたヨンピョン君たちは
何者かに襲撃を受け、
宮に食材を届けることができなくなってしまった
哲宗の言ったことを思い出し
心を痛めたソヨンはスクスに変装し
今、ある材料でその日の宴にふさわしい
最高の料理を作ろうと考えていた
その頃、哲宗はヨンピョン君から襲撃を受け
食材を届けることができなかったことを聞いた
これからどのようにしようかと悩んでいた時
宮女たちが料理を運んできた
メニューが一つしかないことに大臣たちは
不平不満を言ったが、哲宗は
「民たちの多くは毎年、食べ物が不足し
飢えて死んでいます
それを忘れないために今日は素朴な民たちを思い
食事を準備いたしました」と言った
そして運ばれてきた料理の蓋を開けると
フェオリカムジャ（日本語でハリケーンポテト
トルネードポテトとも）だった
（これは韓国のおやつ系屋台のメニューの一つです）
こちらは フェオリソーセージ です
ソヨンはスラカンのスクスが腹痛の為
料理ができないのでそこにいたマンボク、
医者や宮人、召使ホンヨンと共にそれを作った
ソヨンは「今日、私達が作るのはただの
料理じゃない
それは大統領の顔だ」と言い
それを聞いて 理解できない宮人たちに
「いや 主上殿下の顔だっていうことだ」と
訂正し言った
そして「哲宗が私が考えたテーマを
理解できたらいいんだけど」とつぶやいた
そしてそれは哲宗に通じた
哲宗はフェオリカムジャそして
メインデッシュの大豆で作ったハンバーガー
最後にデザートの羊かんには
それぞれソヨンからメッセージがあり
それを哲宗は大臣たちに説明した
「今日の宴の主題は和合です
政治は人を分裂させてしまいますが
おいしい食事は人々を一つにするのです」と言った
しかし、その後キム・ジャグンは
哲宗の護衛武士の中に
偽りの身分を持った者たちがいたと言い
その者たちを捕まえて来た
そして斬首刑にすると告げた
それをヨンピョン君が止めようとしたが
ジャグンがヨンピョン君までも斬首刑に
しようとしたので仕方なく
哲宗は涙を浮かべながら
「全てがうまくいかないのだな」とつぶやき
キム・ジャグンに全て任せることにした
そんな哲宗をソヨンは心痛め、見つめていた
その後、宴の最後に天に祈りを捧げる儀式の時
薫き物が爆発し、哲宗は傷ついた
それを見ていたソヨンは哲宗に駆け寄った
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