「月が浮かぶ川」1話あらすじ

月が浮かぶ川

高句麗 561年
高句麗の5つの貴族の中で
ソノ部(消奴部)、クァンノ部(灌奴部}、
ケル部(桂婁部)の
族長たちは軍隊を率い
ピョンウォン王(平原王)のいる
ピョンヤン城(平壌城)に来て
塩の専売権をこの3部族に引き継ぐことを
申し出た
力のない王は仕方なくそれを
承諾するしかなかった

高句麗の5貴族(部族?)
ソノ部(消奴部)、クァンノ部(灌奴部}
ケル部(桂婁部)
主に国を支配しているようです
その他にチョルノ部(絶奴部)·
スンノ部(順奴部)があります
王はケル部(桂婁部)から
即位するようです

それを知ったピョンウォン王の正妃
ヨン王妃は国の巡幸に行くことを
決意した
巡幸は国の指導者が各地を回って
国の様子を見ることです

それを聞いていた王の後宮(側室)
ジン妃はケル部のコ・ウォンピョに
告げ口した
ウォンピョはジン妃に
「そなたを正妃にするお守りだ
巡幸中に何が起こるかわからないからな」
と言い、書信を渡した
それをヨン王妃の娘ピョンガンが
聞いていた

その後、ヨン王妃とピョンガンは
巡幸に向かった
王妃は先にスンノ部(順奴部)に向かい
族長オンヒョプに会うつもりだった
その頃、オンヒョプは息子オンダルが
大切な剣を持ち出し、武術の稽古を
していることを知った
大きな剣をまだ十分に使いこなせない
オンダルに父オンヒョプは
「殺す方法を学ぶ前に助ける方法を
学ばなければならない」と言った

そして岩の上からオンヒョプを引っ張り上げ
最後まで無事に助けることができたら
剣を与えると言った
それを聞いたオンダルは必死で父を
引っ張り上げた
オンヒョプは「あきらめるな!
お前の手に一人の命が
かかっているんだ!」と叫んだが
オンダルは途中で手を放してしまった
するとオンヒョプは剣を叩き割り
「お前の父は今、死んだのだ」と言った
その後、二人はその剣を土に埋葬した
そこには他にも
墓のようなものがあった
オンダルは「ここはどこですか」と聞くと
オンヒョプは「あとで あとで教えてやる
お前が真の武人になる準備が
できた時に」と言った

その頃、ピョンウォン王はヨン王妃と
ソン・イルオプ将軍との関係を
疑っていた
(この将軍はヨン王妃と同じ故郷の
出身のようです
この二人の子供がピョンガンでは
ないかと疑っているようです)
その時、ヨン王妃の部屋から書信が
発見された
それを読んだ王は驚愕した
それはウォンピョがジン妃を正妃に
するお守りだと渡した書信だった

その頃、ヨン王妃とピョンガンは
スンノ部(順奴部)のオンヒョプに
会いに行っていた
ピョンガンは王妃から
「今、コ・ウォンピョに勝てるのは
この方だ」と聞いた
それを聞いたピョンガンはオンヒョプの
持っている剣を握った
それを見たオンヒョプは
「私の剣が気になりますか」と聞いた
するとピョンガンは
「あなたは高句麗で一番強い将軍ですから
どんな剣を使っておられるのか
気になったのです」と言った
オンヒョプは笑って
「どうしましょう
この剣よりもっと貴い剣があるのですが
折れてしまい、
お見せすることができません」と
オンダルを見て言った
そして「王女様は剣に近づかない方が
いいです」と言った
するとピョンガンは
「大丈夫です
私は太王になるつもりですから」と
笑って言った
それを聞いたオンヒョプは
「ご立派です
その時が来たら必ず、この剣が
王女様の為になると思います」と言った

その後、ヨン王妃はオンヒョプに
軍を率いて、ウォンピョたちから
王室と民たちを守ってほしいと言った
それを聞いたオンヒョプは戸惑った
それを聞いていたピョンガンが
ウォンピョとジン妃が何か秘密の話を
していたことを話した
それを聞いたヨン王妃は
「それはなぜ早く言わなかったのか」と
ピョンガンを叱責した
その時、母に怒られたことで
心を痛めたピョンガンを励まそうと
オンダルは木で作った騎馬を見せた
ピョンガンが「何それ!
私が太王になったら騎馬隊全部が
私の部下になるのに」とオンダルに言った
それを聞いたオンダルは
「王女が太王?
太王は王子がなるものです
女ではなくて男がです!」と言った
それを聞いて怒ったピョンガンは
「誰がそんなこと言ったの?
そんな法がどこにあるの!」と叫んだ
オンダルは「王女様がなんで私より
バカなんでしょう」と笑って言った
それを聞いたピョンガンは
「お前の名前は何だ
私が太王になったら、お前を一番先に
何とかしてやるから」と言った
オンダルは
「そんな簡単に太王になれるのか
民たちが認めなければなれないだろ」と言い
「お前の名前は何なの!」と怒って言う
ピョンガンに「私はこれから将軍になる
オンダルと申します」と言い
その場を立ち去った

その時、ウォンピョの忠実な部下
コ・サンチョルが軍を率いて
スンノ部(順奴部)に来て民たちを
逆徒だと言い、人々を殺していった
それを見たオンヒョプはヨン王妃と
ピョンガンを安全な場所に
避難できるようにオンダルに指示した
しかしヨン王妃は
「私はここに残ります
私のせいで起こった事なのに
どうして民たちを捨てて
行くことができるでしょうか
私が収拾いたします」と言い
ピョンガンをオンダルに任せて
逃げるように言った
「お前は高句麗の王女だ
もし、私に何かあったら必ず太王に
伝えなさい
その時までこの守護石が
あなたを守るだろう」と言い
ピョンガンに緑色の守護石を渡した
そしてオンヒョプもオンダルに
「森の中の道をよく知っているのは
お前だけだ
今回は絶対に綱を離してはならんぞ」と
言った

二人が逃げた後、スンノ部の部落に
ウォンピョが多くの軍を率いて来た
ウォンピョはヨン王妃に
「わからないのですか
王妃を自決させることを命じたのは
太王です」と言った
そして、ウォンピョは軍に攻撃を
命令し、ヨン王妃もオンヒョプも必死で戦ったが
ヨン王妃はウォンピョに矢で撃たれた
ヨン王妃は「私は死んでもお前を許さない
お前は絶対に高句麗を
手に入れることはできない」
と言いながら、死んだ
それを聞いたウォンピョは
「高句麗はすでに私のものだ」と言った
そしてオンヒョプに
「自ら逆徒だと告白すれば
命は助けてやる」と言った
それを聞いた民たちは
「いけません 将軍!」と叫んだ

その頃、逃げたピョンガンとオンダルは
絶壁の崖を登っていた
ピョンガンは途中で
「もう登れない」と言った
それを聞いたオンダルは
「じゃあ そこで死ぬのか!
俺たちを助けようと父さんと王妃様が
戦っているっていうのに!
それでもお前が高句麗の王女なのか!
太王になるんだろ 
ここでおまえが諦めたら
高句麗が滅びるんだ」と強く励ました
それを聞いたピョンガンは再び
登り始めた
二人が頂上に近づいたその時
綱が切れそうになった
オンダルは「登って行け!
ここでお前が諦めたら
高句麗は滅びるんだ!」と叫び
ピョンガンを登らせ、オンダルは切れた綱と共に
川に真っ逆さまに落ちてしまった

その後、やっと避難所として教えられた寺に
着いたピョンガンだったが、そこで見たのは
嫉妬に狂った父ピョンウォン王が
剣を振りかざし、僧たちを誰から構わず
殺し、出家したソン・イルオプ将軍
(ウォルグァン)を探している姿だった
その時、何者かがピョンガンを気絶させ
どこかに連れて行った
その者たちはピョンガンの今までの記憶を
全て消し去った

そしてそれから8年が過ぎた
ピョンガンは反高句麗の殺手集団
「チョンジュ班」の殺手となり、
名前もヨム・ガジンとなった

しかし、ガジンは人を殺し続けなければ
ならない殺手を続けることが
苦痛となってきた
その為、「チョンジュ班」の班首
テゥ・ジュンソに
「これ以上、血を見たくありません
どうか、殺手の仕事を辞めることを
お許しください
悪夢と苦痛から抜け出たいのです」と
申し出た
ガジンは男たちに記憶を消されてから
いつも悪夢をみ、
頭痛に悩まされていた
それを聞いたジュンソは高句麗の王を
ピョンウォンを殺す事を命じ
それを殺手としてのガジンの
最後の任務となることを約束した

そんなある日、ピョンガンは森の中で
捕まった鹿を助けている男を見た
男は鹿を捕まえた男たちと戦い
鹿を助けようとした
その時、再び男たちが襲って来た
それを見たガジンが男を助けた
男はそんなガジンの顔を見て
「俺はお前を知っている」と笑顔で言った

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