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ジュンの父スンフンはジュンがホスピスで
奉仕活動をしているのを見て怒って
「お前のおばあさんが俺に
ここでガンを助けてやれって言ったんだ
なぜか!ホスピス病院を早く閉鎖して
老人センターを建てるために
その老人センターを俺に管理させて
その後、ジュンに引き継がせろって言うんだ
それはどういう意味だと思うんだ!
俺とお前はこの老人センターだけもらって
コソンはガンに任せるってことだ!」と叫んだ
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ガンはミヨンとサンドイッチを食べに行き
ガンのことを好きなお姉さんは
チャヨンではなく
看護婦ナラだということを知り
自分がこの前
チャヨンに言ったことを思い出し
恥ずかしくなり頭を抱えた(何を言ったのかは前回を参照に)
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その後、ガンは厨房でチャヨンが
アメリカから来た患者マイケルの養母スーザンが
ミヨクク(ワカメスープ
韓国では誕生日に作るスープ)の作り方を
教えている姿をずっと見つめていた
それを看護婦ヨンシルに見つかり
動揺した
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その後、チャヨンは
嗅覚と味覚が戻っていないか
様々な調味料を味見してみた
しかし、味を感じることはできなかった
その時、一緒に働くソンエが
新しい調理師を早急に頼みたいと
言っているのを聞いた
ソンエも自分自身の痴呆の症状が
ひどくなっていっているのを
心配していたのだった
そしてチャヨンにあんたも別の場所で
もっと実力を発揮できる所に
行きなさいと行ったが
それを聞いたチャヨンは心痛めた
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その夜、チャヨンは
食べ物の匂いを感じることができるか
いろいろな屋台を巡ってみた
そしてある食堂でビビン麺を注文し
食べてみたりしたが
やはり匂いも感じることはできず
味覚も感じなかった
最後はチョコレートの店に来ていた
そこにジュンが来た
ジュンはチャヨンが心配になり
ずっとついて来ていたのだった
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チャヨンはチョコレートと飲み物を注文し
チョコレートを食べた
そして「24年前、崩れたデパートの中に
閉じ込められた事があったんです
その時、横に一緒にいたおばさんが
チョコレートをくださったんです
そのチョコレートを食べたお陰で一生懸命
我慢できて、助かりました
だから嗅覚も味覚も失っても
チョコレートだけはどんな味で
どんな匂いがするかわかるんです」と言った
ジュンはそのおばさんはどうなったのか聞いた
チャヨンは「亡くなりました
私にチョコをくれて」と言った
それを聞いたジュンはあの時
ガンの母が自分に
「ジュン うちのガンに私が
チョコレート買ってくるから待ってなさいって
チョコレートを買ったらワンドに帰ろうって
伝えてくれる?」と言われたのを思い出した
そしてそのおばさんが
ガンの母だったことを知った
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その頃、ガンは祖母ヨンソルに呼ばれ
二人で食事をしていた
ヨンソルは「これはオンシミというものだ
食べたことある?」と聞いた
ガンは「幼い時、お母さんが
作ってくれたような気がします」と言うと
ヨンソルは「オンシミはお前の父親が
一番、好きだったものだよ」と言った
オンシミとは
白玉を入れたスープのこと
オンシミはセアルシミ(白玉)の
江原道、京畿道方言
もち粉、ジャガイモのでんぷんなどを
団子状にまとめ、煮干しダシなどの
スープで茹でて作るもの
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その時、ガンは
「ホスピス病院はそのままにしておいた方が
いいと思います
人を救う仕事も重要ですが
死を目前にした人たちを助けることも
人が他の人にしてあげることができる
一番価値があり、意味のあることだと
亡くなったおじいさんが言われたということです
ですから、ホスピス病院を閉鎖することは
絶対にしては行けないと思います」と言った
それを聞いたヨンソルは怒り
隠れて聞いていたジュンの母ヘミは
ほくそ笑んだ
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その後、ヘミはヨンソルに
ガンの父親がヨンソルの夫の本当の
子供ではないことを明らかにし
「ですからお母様の秘密は
一生誰にも言いませんから
うちのジュンをコソンの後継者にすると
宣言してください」と言った
それを聞いたヨンソルは
ショックで倒れてしまった
それをジュンが見ていた
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その頃、ホスピスに戻って来たガンを
チャヨンが待っていた
チャヨンはホスピスの厨房で働くことを
今日で辞める事になったとガンに伝えた
ガンは驚き、チャヨンにマイケルが言った
「スジェビだけどスジェビではないもの」を
最後に作ってほしいとお願いした
それを聞いたチャヨンは厨房に向かい
思い浮かんだものを作り始め
ガンもそれを手伝った
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ガンはチャヨンが自分を好きだと錯覚し
おかしなことを言ってしまったことを
思い出し、厨房にあった焼酎を飲み
「あの すいません
私が誤解していました」と言った
チャヨンはガンが
何のことを言っているのかわからなかったし
なんだか二人きりでいることが
気まずかったのでガンに
「厨房から出て行ってもらえませんか
私、先生と二人でここにいるのが
不便なんです 料理ができたら連絡しますから」と言い
厨房から出ていってもらうことにした
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それを聞いたガンが厨房を出ようとした時
ワンドから電話が来た
ガン母子がワンドにいた時に
本当にお世話になったおじさんが
亡くなったというのだった
それを聞いたガンはすぐに車を運転し
ワンドに行こうとした
しかし、お酒を少し飲んだことを
知っているチャヨンが
それを止めたが、ガンが今
行かないと間に合わないと言うので
チャヨンがガンの車を運転すると言った
Yubin (유빈ユビン)_ Special
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