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15年前
ある高校で夜間学習に参加しなかったと
教師から水の入ったバケツを持たされている
男子学生がいた
彼は先生に「夜間学習は
自由だと聞きました」と言い
バケツの水を自分にかけた
彼の名前はパク・セロイ(パク・ソジュン)
セロイは毎日怒られながらも
一度も夜間学習に参加しなかった
そして高校3年間、友人は一人もいなかった
しかし、セロイは寂しそうでもなく
自分の思うまま我が道を進んでいた
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その後、セロイは父の仕事上の都合で
他の高校に通うことになった
そんなある日
駅の階段でホームレスのおじさんが
「少しだけ助けてください」と
階段を下りる女子高生を手を掴み、言った
その女子高生はその手を払いのけたので
おじさんは階段から転げ落ちそうになった
それをちょうどセロイが見て
おじさんを助けた
その時、セロイは足を怪我してしまった
ケガした足を引きずりながらセロイは
その女子高生に
「人を押しておいてそのまま
通り過ぎて行くなんて
あのおじさんに謝れよ」と言った
するとその女子高生は
「掴まえられたから払いのけただけ
いいことしたから気分いい?」と言い
無視して行った
その後、セロイは足を怪我したのにも
かかわらず警察大学に入学するための
体力試験に一生懸命に挑んだ
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セロイが一生懸命頑張ったので
体力試験に合格した
それを聞いたセロイの父で
飲食業界最大手「チャンガ」に
努めるパク・ソンヨルはセロイを連れて
ある養護施設(孤児院)に行った
そこは「チャンガ」がずっと食事などを
後援していたのだったが
会長の指示によって後援活動が
中止になったのだった
そこでセロイは駅で会った女学生に会った
彼女はこの養護施設で育った
オ・スア(クォン・ナラ)だった
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スアはセロイがソンヨルの息子で
自分と同じ高校に通うことになったと聞き
「私も同じ高校だよ 何組?」と聞いた
しかし、セロイは無視した
スアは「ほんとに社会性がゼロだね
もしかしてあの時のことで
あんたがむかつく行動したことが気に食わないの」と言うと
セロイは「人を助けるのことが
なんでむかつくことなんだよ
俺の父さんがお前を助けるのと
何が違うって言うんだよ」と言った
するとそれを聞いたスアは怒って
行ってしまった
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その後、転校したその日
セロイはスアと同じクラスになり
隣の席になった
その時、一人の金髪の男子学生が
他の学生に嫌がらせをしていた
それを見て止めに行こうとしたセロイを
スアが止めた
「あいつはあんたのお父さんが務める会社の
会長の息子だよ
あいつから嫌われて
おじさんにいいことないでしょ」と忠告した
するとセロイは「だから?
それが理由かよ」と言って行ってしまった
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そしてセロイは「チャンガ」会長の息子である
チャン・グンウォンに「もうやめろよ」と言った
するとグンウォンは
「この学校のルール教えてやろうか」と言った
その時、先生が入ってきたが
セロイが「先生、これ見えませんか」と言ったが
何も言わなかった
そしてグンウォンは「この学校のルールは
この俺チャン・グンウォンが法だってことだ」と言った
それを聞いたセロイはグンウォンを殴りつけた
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その後、それを聞いてグンウォンの父で
「チャンガ」の会長チャン・デヒと
セロイの父ソンヨルが学校に来た
ソンヨルは申し訳ありませんと謝り
それを見たセロイは非常に心が痛かった
退学させるという校長にデヒは
今までのソンヨルの会社での功績を思い
退学は免れた
しかし、セロイに自らの過ちを認め
ここでグンウォンに跪き謝罪しなさいと言った
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それを聞いたセロイは
「間違ったことをしたなら
罰を受けないといけないと思います
僕も父からそれを学びました
それから僕の父は人というのは
所信を持って
生きて行かなくてはならないと
教えてくれました
同じクラスの友達が嫌がらせを受けていて
先生はそれを黙認しました
止めろと言っても止めなかったので
一発殴りました
どんなにくずでも先生の前でそのように
してしまったことは間違っていました
罰を受けなくてはいけないでしょう
でも、グンウォンに謝ることはできません
全然、申し訳ないとは思わないから」と言った
それを聞いたデヒは
「退学になったとしても
跪かないっていうんだな」と聞いた
セロイは「それが僕の所信であり
僕の父の教えであり
これからもそういう風に
生きて生きたいからです」と答えた
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するとデヒは「疲れるな
こうなったら私も仕方ない
パク部長はどう思うのかね
なぜ何も言わないんだ」と言った
するとソンヨルは
「社会を生きていく方法を
知らない世間知らずです
どうして私からこんな息子が
生まれてきたのか
かっこいいなあ
自分の所信のままに行動すると言ったし
責任も取ると言うのですから
私がここで何か
申し上げることはありません 会長
私も退社いたします」と言った
それを聞いたセロイは父を思い涙を流した
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その後、ソンヨルはセロイを
居酒屋に連れて行った
セロイに酒を注ごうとするソンヨルに
「俺はまだ学生だろ」と言うセロイ
するとソンヨルは「もうお前は
学生じゃないだろ」と言い
酒の注ぎ方から飲み方まで教えた
何も言わずに暖かく自分を
受け止めてくれる父を見てセロイは
心から申し訳ない気持ちになり
「本当にすいませんでした」
と涙を流し謝った
するとソンヨルは「過ぎたことはみんな
いい思い出になるんだ
重要なことは所信をもって
生きろって教えたけど
お父さんはそういう風に生きれなかった
でも今日見たらお前は違った
お前はそういう風に生きてた
どれ位、誇らしい息子なんだ
これからもそういう風に生きていけよ
うちの息子よ」と言った
それを聞いたセロイはただただ
申し訳なくそしてうれしかった
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その後、ソンヨルは夜コンビニで
バイトしているスアに会いに行った
スアはソンヨルが会社を
辞めさせられたことで心を痛めていた
スアはソンヨルが自分が大学に行くための
授業料を支援してくれたことを知り
もっと心を痛めた
するとソンヨルは
「大学に行って成功しろ
そうしたら後で何倍にして
返してくれたらいいから」と
笑いながら言った
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そして受験の日
スアは試験場に向かう為
バスに乗ろうとして
財布を忘れたことに気づいた
財布の中には受験票も入っていたため
急いで取りに行き
走って大学に向かった
その時、運動していたセロイに会い
事情を聞いたセロイはスアと一緒に走った
そして無事に大学に着けたスアに
セロイは「オ・スア 試験頑張れよ
ファイト!」と応援した
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その後、二人は少しずつ親しくなり
電話番号も交換した
その時、スアは
「これ、友達だから教えるんだからね
私のこと好きになっちゃだめだよ」と言った
「なんで好きになっちゃいけないんだよ?」と
聞くセロイにスアは
「あんたみたいな男は
女を苦労させるから」と言った
するとセロイは
「そんな先のことなんか
わかんないじゃん」と言い
「おまえは・・・十分素敵だし
とってもかわいいよ」と言った
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その後、ソンヨルは退社後
小さな屋台を営んでいこうと
準備していた
そんな時、ソンヨルはオートバイに乗って
家に帰る途中
車に後ろからはねられ亡くなった
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その後、お葬式の途中で警察が来て
車を運転していた加害者側が
示談を要求していると言われ
父の死を金で解決しようというのかと
セロイは倒れそうになった
その後、スアが警察から渡された資料を見ると
加害者の車がグンウォンのものだとわかった
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それを知ったセロイは
病院にいたグンウォンを探し出し
驚くグンウォンに
「俺の父さんをどうして殺したんだ
どうして!」と叫んだ
するとグンウォンは「すまない
許してくれ」と言った
それを聞いたセロイは
「もう遅いだろ
謝らないといけない人はもう死んだんだ
お前も死ね この野郎!」と言い
グンウォンを何度も殴りつけ
最後に石を持ってグンウォンに向け振り上げた
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