雨の中、一人で歩いていたムニョンを
探しに行ったガンテは自分のジャンパーを脱ぎ
ムニョンにかけてあげた
そんなムニョンはガンテに寄りかかり
「あったかい・・・お腹空いた」と言った
それを聞いたガンテは近くにモーテルを見つけ
そこにムニョンを一人で泊まるようにさせようと
したが、お金を持ってきていないことに気づき
仕方なく、ガンテの家に向かった
家に着くとムニョンが兄サンテを探したので
ガンテは「うちの兄さんには
ちょっかい出すな」と言った
それを聞いたムニョンは
「お兄さんもそう思うのかな 聞いてみようっと」と
サンテがいる下の階に行こうとした
するとガンテがそれを止め
「今の俺の表情はどうだ?
表情に表れる相手の気分、感情、
コンディション!」と言うと
ムニョンは「関心ない!」と言った
それに対しガンテはサンテに教えている
「表情を見ると感情が見える」と言う表を見せ
「よく見ろ 人の表情に表れる感情を
これからは嫌でも学ばなくちゃいけない
心で感じるのが嫌なら頭で覚えろ
世の中、一人で生きていくんじゃないなら
最低でもこれくらいの努力はしろよ
ゾンビの子供じゃないだろ
あの子が欲しかったのは餌だったのか
誰かのぬくもりだったのか
お前はどうだと思うんだ」と言って
ムニョンの手を握り、頬にガンテの手を当て
「あの子が望んでたのはぬくもりだろ
お前もそれを表現したかったんだろ」と言った
しかし、ムニョンはそれを否定した
しかし一人になった時、ガンテのぬくもりを感じた
その後、ガンテは自分の頭を壁にぶつけている
サンテに怒鳴ってしまったことを謝った
その頃、夜勤していたジュリは昼間
ムニョンの父がムニョンの首を絞めたことを
パク看護婦長に話した
看護婦長は「あの父子のことに対して
個人的な感情を持ち込まないように」と
アドバイスしたが
ジュリは心に引っかっかていた
その日、ガンテはムニョンが部屋にいることを
誰にも言えず、その日はそこで
二人で眠った
その夜、ガンテはムニョンに
「うちの兄さんはいつも俺の顔を見ている
俺の目つきや眉毛の形、口元
表情を観察して、俺の気分を把握するんだ
だから、体が痛くてどうしようもない日も
心が死ぬほど痛い日も
俺がわざとでも笑えば、兄さんは俺が
幸せなんだと信じる
兄さんがそう思うんならそれでいいんだ
偽の笑顔だって関係ない
笑ってあげるのは
難しいことじゃないから」と言った
それを聞いたムニョンは
「小さい時もそうだったの?
じゃ、目つきが似てるっていうあの女の子
思い出すことある?今でも会いたい?」と聞いた
それを聞いたガンテは
「いや 忘れたい
俺が悪い奴だったから
あの子が俺を助けてくれたのに
卑怯にも俺は逃げてしまった
あれからずっと俺は逃亡中だ」と言った
ムニョンは「じゃあ なんでさっきは
来てくれたの 逃げないといけないんじゃないの
私の所に来てくれたじゃない」と言った
ガンテは「だから今、後悔中だ」と言うと
ムニョンは笑って「でも少しかっこよかった」
と言い、目をつむり、眠った
そんなムニョンをガンテは見つめた
次の日の朝、夜勤から帰って来たジュリが
ガンテに牛乳を届けに行くと
そこにムニョンがいた
ジュリはムニョンが昨日の晩
ガンテの部屋に泊まったことを知った
ムニョンはそこがジュリの家で病院も家も
ジュリが紹介したことを知った
ムニョンは「好きなの?告白したの?」と聞いた
ジュリは「あんたには関係ないでしょ」と言い
ムニョンは「私はしたんだけど
愛してる 愛してるの 愛してるんだってば!
って熱く告白したの
なんか私に期待しているような目をして
見つめてくるから望んでいるものを
あげたって感じかな」と笑って言った
そして「泥棒 彼は前から
私のものだったんだから」と言った
それを聞いたジュリは
「あんたはあんたが目に付けたものは全部自分の
ものなんでしょ
自分のものにならなかったら壊してでも
手に入れて、遊んで、つまらなくなったら
捨てるんでしょ それが愛なの?
執着だし欲深いだけでしょ」と言った
その後、二人は喧嘩になり
それを知ったガンテが「コ・ムニョン!」と
叫び、二人を止めた
その状況をサンテが見ていた
自分の大好きなムニョンが
ガンテの服を着ていたことを知り
なんで自分の服を貸さなかったのかと怒った
そしてジュリは号泣しながら
「コ・ムニョンって叫んだ
私の方が親しいはずなのに私には丁寧語で
コ・ムニョンにはため口
そのうえ、私のことはジュリさんて呼ぶのに
コ・ムニョンはコ・ムニョンって呼んでた」と
母の前で泣き叫んだ
その夜、ガンテはジェスと飲んだ
ジェスはムニョンはサイコだから絶対に
関わるな 関わったらお前がどうなるか
わからないと警告した
ガンテは「わかってる
でも俺、最近忘れることが多いんだ
あの時の手の傷も蝶も兄さんのことまで
全部 忘れてしまうことが、時々あるんだ
だからお前がたまにこうやって教えてくれ
俺がしっかりするように」と言った
その次の日、ジュリは患者にビンタされた
その後、屋上に行くとガンテがいた
ジュリはガンテに前の病院でも
同じことがあった時
ガンテが自分をビンタしていいよと言い
ジュリが本当にガンテの頬を叩いた時のことを
思い出し、言った
ジュリは「でもあのことがあってから
親しくなれたよね」と言ったが
ガンテは何も言わなかった
するとガンテは「俺のような奴に心を
縛られないでほしい
俺はそんな資格ないから」と言った
するとジュリは「またどこかに
行かなくちゃだから?
それだったら大丈夫
好きでいる それは私の心だから・・・
お願いがあるんだけど・・・
私が負担になるからって
逃げて行かないでほしい
そうされたら私が悲惨で悲しくなると思うから
だからここにいる間はうちにいてほしいの
お母さんも喜ぶし、サンテお兄さんもうちに
いることに満足しているみたいだし
お願いします」と切ない思いで言った
それを聞いたガンテは頷くしかなかった
そんな二人をムニョンが見ていた
ムニョンは病院の壁に絵を描いていたサンテを
自分の家に連れて行った
そして自分と一緒にここで住もうと言った
そこにガンテから電話が来た
ガンテは「兄さんには関わるなと
言ったはずだけど」と言い
ムニョンは「暇だったから一緒に遊んだだけ
迎えに来る?ここがどこだかわかるの」と聞いた
するとガンテは「行ったことあるから
お前が俺を助けてくれて
俺がお前から逃げた その時に」と言った
ムニョンは「あんた
まさか知ってたの?」と言った
それを聞いたガンテは「待ってろ 行くから」と
ムニョンの家に向かった
その後、酒を飲んで眠ってしまったサンテに
ムニョンは「お兄様、私が昔の話してあげようか
昔、森の奥に呪われた城に一人の少女が
住んでいたの
少女の母親はいつも娘に言ったの
「お前はとても特別な子だから
絶対に外の世界では住むことはできない
絶対にこの城の中でだけ
生きていかないといけない」って
でも少女はそこが監獄みたいだった
だからいつも月にお祈りしたの
どうか私を助けてくれる 素敵な王子様を
送ってくださいって」と話した
その日、幼かったムニョンの家にガンテが来た
ムニョンはうれしくて急いで
家を出ようとしたが、
そこに母親が立ちはだかった
そしてムニョンに花を
プレゼントしに来たガンテに非情な言葉を言い
花を足で踏みつけた
そして今、あの時のようにガンテがムニョンを
訪ねて行った
コメント
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