揀択~女人たちの戦争~10話 あらすじ

揀択-女人たちの戦争

ギョンは大王王妃に
フンギョンに言われたように
「チョ家の娘(ヨンジ)を
王妃にしてください
ホン家の娘は偽の身分を
使っているから駄目です
それはおばあ様が一番
よくわかっておられるではないですか
おばあさまは生きて帰って来た中殿を
ホン家の娘として揀択に
参加させた張本人ではないですか」と言った
すると大王王妃は
「中殿がもう一度王妃になれば
あの時の犯人を捕まえることが
できるはずです
無計画に犠牲にさせようというのではありません
君上と私が一緒に犯人を捕まえれば
中殿を守ることができるはずです」と言った
するとギョンは
「それは守るのではなく
利用するということです
おばあ様は私が本当に守りたいものが
なんであるかわからないのです
このままお考えをお変えにならないのでしたら
おばあ様がされたことを
明らかにいたします」と言った

それを聞いた大王王妃は仕方なく
「中殿に揀択されたお嬢様は
左議政チョ・フンギョンの娘ヨンジだ」と
発表した

それを聞いたウンボは
家に帰り悲しくなり泣いた
しかし、そのお陰でホン・ヨンと
ウンボの母は無事に助かった

その後ギョンは、ホン・ヨンの父ホン・ギホを呼んだ
ギホは娘を助けてもらったことを感謝した
そしてなぜ、ウンボを助けたのかと聞かれ
「最初は戸惑いましたが
よく考えてみるとあの娘こそ
この混乱した世の被害者であり
証人であると考えたからです」と強く言った
それを聞いたギョンは
ギホの誠実さに心を惹かれ
「今、空いている刑判(刑曹の長官)の
位置に就いて私を支えてくれないか」と言った
それを聞いたギホは
考える時間を与えてほしいと答えた

その夜、ウンボを思い心を痛めたギョンは
ウンボに会いに行き
「私がチョ家の娘を選んだ
そなたを守るために
そなたの母親が拉致されたんだ」と
その時の事情を話した

同じ頃、ジェファはワルから
王ギョンがウンギを銃で
撃った犯人を捜していると聞いた

その後、ギョンはウンボを馬に乗せ
川辺に行った
そして二人はそこで少しの幸せな時間を過ごした
ウンボは勇気を出し「殿下、私は依然と少し
変わったような気がしませんか」と聞いた
ギョンは「そうだな 女性らしい姿だったが
今は幼い頃のそなたに
戻ったような気がする」と言うと
ウンボは「では今の私が
女性らしい私よりいいですか」と聞いた
するとギョンは笑いながら
「何おかしなことを言っているんだ
前も今もそなただということは
変わりないのに」と言った
それを聞いたウンボは少し寂しい思いになった
今の自分がいいと言ってほしかった
いや姉ウンギではなく自分を
好きだと言ってほしいウンボだった

その頃、ワルはギョンからの王命によって
後ろ首に火傷のような跡がある者について
探っていた
そしてキム家の家で後ろ首の入れ墨は
キム家の山賊であることを教えてもらい
過去にそれを消した者が二人いて
一人は清国に行き
もう一人は酒幕(チュマク
宿屋をかねた居酒屋)で
生活しているらしいと聞いた

そしてその帰りに
ギョンはウンボに
「後宮(フグン 側室)として
私のそばにいてくれないか
このまま、そなたを一人に
しておくわけにはいかない」と言った
するとウンボは「もう私は
殿下の言われるままに
するしかない立場です」と笑顔で答えた

その後、ウンボは以前
会ったことがある少年が
母親の具合が悪いと助けを求めてきた
そこにいたジェファが母親をつれて
医院に連れて行った
その母親はあまりにも
食べる物がないため腐った食べ物を食べ
腹下しをしたのだった
その少年にジェファは
「字を学ぶようにしろ
そうしたらお前がこの国の
本当の主人だということが
わかるだろう」と言った

その話を聞いていたウンボは
「民がこの国の本当の
主人だという文章を
どこで読んだのですか
もしかして「開化論」という
本をご存じですか」と聞いた
するとジェファは
「知っていますとも
それを書いた先生が誰だかもわかります
あなたのお父様ではないですか
王に利用だけされて亡くなった
カン・イス大監の
復讐をしたかったんじゃないんですか
それがあなたの目的ではないですか」と言った
するとウンボは驚き
「それを一体どうして知っているのですか
あなたは誰ですか」と聞くと
「カン・イス、ペク・ジャヨン、ホン・ギホ
皆、私と共に新しい世を
夢見ている者たちです
あなたのお父様が新しい王として
建てようとしたのが私です」と言った
それを聞いて驚愕したウンボは
「では私を揀択に参加させたのも
大君の目的を果たす為だったのですか!」と叫んだ
するとジェファは「大義の為でした」と答えた

そしてウンボはジャヨンを訪ね
「私とあなたの進む道が違うことを
今悟りました
ですからこれから
私を操るようなことはしないでください」と言って
その場を立ち去った

その後、ギョンは大臣たちに
揀択に脱落した二人を
後宮にすることを宣言した

そしてヨンジが中殿となり
ウンボとソンイが後宮になった

そして、結婚初夜
ギョンは中殿となったヨンジに
「これから私の女人として
生きていくことは望まないでください
そこまで許した覚えはありませんから
中殿と私の間に愛情は
生じることは絶対にありませんから」と言い
ヨンジを残し部屋を出て行った

その頃、ジャヨンは最後の手段を
使おうと提案していた
ウンボに王ギョンを
毒殺させようというのだった
ギホは反対したが
ジェファは今しかないと実行を命令した
それを聞いたギホは
「それでは私はここで抜けさせてもらいます
これは私たちが目指してきた
大義ではありません」と言い
その場を出て行った

その後、ジャヨンはウンボに
母親に会わせてやると書信を送り
ウンボを呼び出し
母に会わせてやる前にやることがあると言い
毒薬を渡し
「これを王に飲ませろ
お前の手で王を殺せ」と言った
それを聞いたウンボは驚愕した

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