ガジンがオンダルに
「じゃあ 行くから」と言うと
オンダルは「ヨム・ガジン
怪我するなよ 貴い命なんだから」と言った
その後、オムダルはガジンと触れたことを
思い出し、心臓が早くなるのを感じ
「これは一体なんなんだ!」と叫んだ
その後、ガジンは「チョンジュ班」班長
ジュンソに会いに行き、王の暗殺を
失敗してしまったことに対し
どんな罰も受けるから
自分の代わりに捕らえられた
父を解放してほしいと言った
ジュンソはそれを聞き入れ、再び
王を暗殺できるかと聞いた
するとガジンは
「その前に知らなければ
ならないことがあります
私は一体誰なのですか
私が誰なのか知りたいです
班長様は知っておられるのでは
ないですか」と聞いた
しかし、ジュンソは「お前はチョンジュ班の
最高殺手ヨム・ガジンであり
私が大切にしている剣だ
消えた記憶を思い出したとしても
変わることはない」と言った
それを聞いたガジンは
「その判断は私が誰なのか分かった後に
いたします
班長様が教えてくださらないのであれば
私が直接、調べるしかありません」と
力強く言った
それを聞いたジュンソは
「お前は本当にそう思っているのか
愚かな奴だ」と言い
突然、粉をまき散らし、それを吸ったガジンは
気絶し、倒れた
その後、オンダルはスンノ部の村に住む
少女、ウォリからガジンの父が
拘束されていることを知った
それを聞いたオンダルはすぐにスンノ部の
首長サ・ウンアムに「チョンジュ班」のことを
聞いた
それを聞き、いてもたっても
いられなくなったオンダルは教えられた
「チョンジュ班」のアジトに向かおうとした
ウンアムが「お前、どうしたんだ!」と聞くと
「人を助けないといけないんです」とガジンと
ガジンの父親を心配し、言った
その頃、ガジンの父は解放され
代わりにガジンが囚われていた
その後、オンダルは山の中で
「チョンジュ班」の一員マ・テモが何者かから
書信を受け取っているのを見た
ガジンと同じ服を着ているテモを見て
オンダルはついて行き、
そこでラジンたちと出会った
オンダルとラジンたちは協力し
囚われたガジンを助けた
その頃、ジュンソはマテから受け取った
書信を読み
「コ・ウォンピョがガジンの首を
欲しがっているのか」と言った
マテはそうしましょうと言ったが
ジュンソは「お前はガジンの本当の価値を
わかっていない
ガジンの手で直接、ピョンウォン王の
殺さないといけない
そうしたら高句麗はひっくり返るだろう」
と言った
ジュンソは過去、ピョンガン王女を
拉致し、ピョンガンの過去の記憶を
全て消し去り、今のガジンの養父にガジンを
養育させたのだった
ガジンは養父から
「早く本当の両親がいることを
話してあげたら、
お前が殺手になることもなく幸せに
暮らせたであろうに」と涙を流し言い
ガジンに母ヨン王妃からもらった
緑青色の首飾りを見せた
それを見たガジンは
「夢で見たことがあるような気がする」と言った
その後、ガジンはオンダルと共に逃げた
これから記憶を探しても
幸せになる保証はないと
これからは田舎で静かに暮らせよと
言うオンダルにガジンは
「寝るのが怖いんだ
悪夢を見るたびにこれが夢なのか
失った記憶なのか
悲鳴をあげることもできないほど辛いんだ
生きているのに死んで行くような感じ
それがどんなか わからないだろう?
どんなに怖くても私が誰で
なぜこんなにつらいのか
知ることができなければ何もできない」と言った
それを聞いたオンダルは
「なんでできないんだ!
昨日の事はどうすることもできなくても
今日、明日、明後日
生きていく日々だけを考えて
生きていけばいい
父母、故郷そんなものなくても
人は何としてでも
生きていけるようになってんだ」と
力強く言った
その後、二人は宮に向かった
宮ではゴンがガジンを探すため
絵師にガジンの顔を描かせていた
ゴンは宮内で王を暗殺しようとした日
ガジンに剣を渡した男を見つけ
ついて行った
男はウォンピョと「チョンジュ班」
班長ジュンソとの間の使いをしている者だった
その後、男を探していたゴンは
ソノ部の首長ヘ・ジウォルの
美しい養女ヘ・モヨンに会った
モヨンはゴンに出会えてうれしいと
美しい声で挨拶した
その頃、宮内ではピョンウォン王が
巫女に扮したガジンを見てから
ヨン王妃の幻を見るようになり
ますます、狂人のようになっていった
その上、以前からウォンピョ達によって
精神を惑わす薬と酒を
大量に飲まされることにより、王の心と体は
蝕まれていっていた
ウォンピョは王を破滅させ
まだ若い王の息子ウォンが王位に就く前に
自ら摂政し、その後ジン妃の息子コンムを
王に即位させようとしていたのだった
その時、ジン妃は後宮のヒョン妃から
ピョンガンの乳母コンソン夫人が
「王女様」と呼んでいるのを
聞いたと言われた
ジン妃はもしかしてピョンガンが
まだ生きているのではないかと疑った
ウォンピョはコンソン夫人が
ガジンを見て「王女様」と
呼んだことを知り、夫人を連れてくるよう
指示した
ゴンはモヨンにガジンの顔を描いた絵を見せ
「ここは薬剤ばかりではなく
人や情報も売り買う場で
あるというではないか
この者は王を暗殺しようとした者だ
この刺客を探し出し
一番に私の前に連れてこい」と言った
それを聞いたモヨンは
「では私も条件をつけましょう
なぜ、コンソン夫人を連れて行ったのか
その理由を知りたのですが」と言った
その頃、オンダルとガジンは山で薬草を
採り、市場で売っていた
そこにモヨンの手下が来て
「ここで何をしている!」と
オンダルとガジンを捕らえ、
モヨンの前に連れて行った
ガジンを見たモヨンはすぐにゴンが
探している刺客であることを悟った
ガジンはモヨンに
「人を探しているのです」と言った
モヨンは「女は連れて行き、
男は片付けてしまいなさい」と言った
ガジンはモヨンにコンソン夫人に
会えるようにしてほしいと言った
そしてお礼はあとでするからと言うと
モヨンが謝礼はもう受け取ったと言い
ゴンがガジンを探していることを伝えた
それを聞いたガジンはモヨンの首に
短剣を当てた
モヨンは「私に何かあった瞬間、
お前の友達の首は飛ぶのだが」と言った
その時、捕まえられたオンダルは
逆さに吊り下げられていた
それを聞いたガジンは短剣を置いた
再び、モヨンは
「お前の名前はなんだ?」と聞いた
ガジンは「知らない
だからそれが知りたくて
その方に会おうとしているのだ
その方に会わせてさえくれれば
その後は私を官人に渡し
謝礼をもらってくれ」と言った
それを聞いたモヨンは一端、コンソン夫人が
捕らえられている場所をガジンに教えた
ガジンはコンソン夫人に
「もしかして私が誰なのかわかりますか」
と聞いた
コンソン夫人はガジンをよく見た
ガジンは「幼い時、聞いた子守唄が
思い出されます
モクリョンダン(ピョンガンの部屋)に
行った記憶もあります
もしかして私は宮女だったのですか」と聞いた
それを聞いたコンソン夫人は驚き
「ここにいてはいけません
逃げてください 早く!
生きておられることがわかったら
王女様を殺そうとするはずです」と言った
ガジンは「王女?それは何の?誰が?」と
戸惑って言うと
コンソン夫人は
「何を言っておられるのですか
あなたはこの国の太王の娘、ピョンガン王女で
いらっしゃいます!」と叫んだ
それをゴンが知り、ガジンを追いかけた
その後、コンソン夫人はウォンピョに
「祭祀の前の日
モクリョンダンに行ったのか
そこで見知らぬ宮女を見なかったか」と聞かれた
コンソン夫人は見なかったと嘘を言った
するとウォンピョは
「死んだ王女のせいで生きている太子を
捨てることはできないだろう
選びなさい
すぐにでも宮を出るか
これから太子に仕えながら
私の目と耳になるか」と脅迫し、言った
コンソン夫人は仕方なく
「太子様に仕えさせてください」と言った
その頃、ガジンは宮に入り
ピョンガンしかわからない秘密の通路を
思い出した
その通路を歩いて行くと
王の書斎に着いた
そこでガジンは自分と
父であるピョンウォン王と楽しく過ごした
時間を思い出した
その時、王が書斎に入って来た
ピョンガンは父を見て恐る恐る
「私がお分かりになりますか?」と聞いた
王は「おっお前は!?」と驚き叫んだ
ピョンガンは「はい、ピョンガンです
どうして私を捨てたのですか お父様」」
と涙を流し、言った
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