バンウォンは橋を切断しろと命令し
兵士たちは橋を切り断絶した
それを見たバンウォンはフィに
「私と殿下の道は切れた
二度とつなぐことはできない道だ
お前と私の道はどうなるんだ」と聞いた
フィは「私の道の終わりはただナムジョンです
その道を切ればもう二度と
どんな道もつくることはありません」と言った
そしてバンウォンは集まった兵士たちに
「聞け! 俺たちはみんな別々に生まれ
それぞれ生きて行た道も違うし
ここに集まった理由も違う
しかし、俺たちは全て捨てられた存在だ
だから生きろ!
お前たち 全員 生き残れ!
これが私の命令だ」と言い
都城(ソウル)に向かった
バンウォンが橋を切断したことを知ったソンゲは
「ナムジョンだけを狙うのではなく
国を覆そうとしているのだ」と言い
すぐに宮に戻ると命じた
その頃、バンウォンの意を察したナムジョンは
世子の権限を代わりに使い王命を下し
大君たちを宮に呼んだ
そして宮に来たバンウォンにソンホが対した
ソンホはバンウォンに
「お前は王になってはいけない
多くの者を殺し捨てるだろうから」」と言った
するとバンウォンは
「王が臣下の血を恐れるのなら
その血は民に流されるだろう」と言った
ソンホは「お前は結局、フィも捨てるだろう
お前と私の父が何が違うと言うんだ」と言うと
バンウォンは「私は絶対に
私のものは捨てない」と強く言った
そしてソンホに「お前の父に告げろ
ナムジョンと功臣たちは
王命にかこつけ大君たちを殺そうとしたので
私は奸賊たちを殺し
その罪を問うだろう」と宣布した
その後、ヒジェはソンゲが宮に向かって
戻って来ていることを知った
それを危険を知りながらフィ伝えに行った
そんなヒジェにフィは
「絶対、帰るから」と言い
ヒジェは「待ってる」と答えた
そして遂にナムジョンとの戦いが始まった
しかし、その時はナムジョンの軍の攻撃に
フィ達は一旦、後退するしかなくなった
その頃、ヒジェはソンゲが思ったよりも
早く宮に近づいていることを知った
その為、ヒジェはソンゲが
三軍府 (軍務を統合する官庁)を
動かせないようにソンゲが宮に戻る為に
必ず通らなければならない道に火をつけ
通れないようにさせた
イファルを守る為、フィの為に
そしてナムジョンに復讐する為に
その後、バンウォンはフィに
ナムジョンを討つように命じた
フィはナムジョンのいる場所に向かった
そこにソンホが対した
ソンホは「お前の道はここで終わりだ」と言った
するとフィは「俺の行く先の終わりは
お前ではない」と言うと
「俺の父親はお前の剣で死んではいけない
乱の為に死ぬ忠臣ではなく
全ての人々の怨望と呪詛の中で
死ななければならない」とフィを止めようとした
しかしフィは「呪詛は俺のものだけで十分だ
お前の父を殺し俺もそこで死ぬのだ
だからお前は俺の血でできた道で生きていけ
俺たちはここまでのようだ」と言い
剣を振りかざしソンホと戦った
戦いの末、フィはソンホに剣を突き刺した
その場に倒れるソンホ
その時、ナムジョンが出てきてフィに
「私の世界をお前が崩した事は認める
私を殺せ そうすれば終わる」と言った
そしてフィはナムジョンを殺そうとしたが
ソンホを見て戸惑ってしまった
そこにバンウォンが来てナムジョンを殺した
バンウォンはフィに
「友人の父を殺したという
自責感を持ちながら一生を生きるな
私はそうやって生きてきた
それは耐えきれない心の重荷だ」と言った
そしてバンウォンは他の功臣たちを殺した
その時、フィは傷ついたソンホを起こしてあげた
そしてソンホのそばから
ずっと離れることができなかった
宮に向かったバンウォンは世子バンソクを殺した
そこにソンゲが来て殺されたバンソクを見て泣いた
バンウォンは「私ではなく殿下が殺したのです
王座を守ろうとした殿下の欲心のせいで
息子達を争わせその争いを楽しまわれ
その結果がこれです
バンソクはお父様が殺したのです」と言った
それを聞いたソンゲは
「お前は人ではない
人であるならばどうして兄弟を
殺すことができるのか
お前は多くの人々の呪詛の中で
一人死んでいくだろう」と言い号泣した
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