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宮女を殺した汚名を着せられ
牢獄に入れられたウンボは
ワルにジャヨンに言い
大王王妃に助けを願うようにお願いした
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それを知ったギョンは自分が見た予知夢に
揀択に参加しているお嬢様の中の一人が
ウンボの荷物の中に毒を入れているのを
見たのを思い出した
そしてウンボが死んだ宮女と
会っているのを見たと証言したのが
左議政フンギョンの娘ヨンジだと知り
ヨンジが行ったのではないかと疑った
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その後、揀択に参加しているハ家のお嬢様が
ヨンジにウンボはどうなるのかと尋ねた
ヨンジは「私もわからないけど
もうここに参加することは
できなくなるかもしれない」と答えた
するとそのお嬢様は
「まさか 死ぬことはないでしょうね」と
手を震わせながら言った
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ワルからウンボが牢獄に
入れられたことを知ったジャヨンは
大王王妃に助けを求めた
どうしたらいいかと
悩んでいた大王王妃に
ギョンが揀択に
参加しているお嬢様たちの
所持品を検査するように
してほしいとお願いした
そしてその中にギョンが
夢で見た毒薬を包んだハンカチに
あった花の模様と
同じ模様が刺繡されている
ハンカチが見つかった
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ギョンはすぐにそのハンカチの
持ち主であるハ家のお嬢様を呼び
誰の指示でウンボの荷物に
毒薬を入れたのか聞いた
最初は否定したお嬢様だったが
遂に「刑判大監です」と白状した
(刑曹の長官 刑曹は国家の司法
刑罰に関連した部分を
管轄していた行政機関)
長官はお嬢様の家が経済的に
苦しいのを知って
ある仕事を手伝ってくれたら
その補償を家族にすると
脅迫したのだった
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その為、長官が捕らえられ
自分たちの方に罪が
覆いかぶさらないように
領議政マンチャンは長官に全ての
罪を一人で負うようにさせた
その為、ウンボは牢屋から解放された
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そして二人は再び出会い
ウンボはギョンに感謝の挨拶をした
そして「殿下、申し上げたいことがあります
牢獄に入れられ父のように
なるかと思い怖かったです
そして悔しかったです
汚名を着せた者たちに対し
憤慨の思いを抱きました
力を持ちたいです
人を踏みつける為に
振り回す権力ではなく
不当なことを正す権力をです
宮女の命など何ともないように奪い
力のない女性に簡単に罪を負わせるような
者たちよりも高い位置に行きたいです
そしてそこが殿下のお側であれば
もっと行きたいです
牢屋に入れられ悔しく
怒りを感じれば感じるほど
殿下にお会いしたくなりました
もう二度と
会えなくなるかと思い怖かったのです
ホン・ヨンとして揀択に参加させてください
私の名前ではなかったとしても
殿下のお側にいたいのです
そうしたくなりました」と
本心からの告白をするウンボ
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それを聞いたギョンはウンボを抱きしめ
「私もそなたを私のそばに置きたい
代わりに約束してほしい
どんな理由であっても
そなた自ら、危険な目に
遭わないようにしてほしい
どんなことがあっても怖がらなくていい
私がいるから」と言った
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その頃、左議政フンギョンは
部下ケッピョンに
ウンボを脱落させるため
本物のホン・ヨンを連れて来いと命令し
ウンボの母親の行方も探せと言った
ケッピョンはウンボの母親の似顔絵を見て
本物のホン・ヨンと
一緒にいた女性だと言った
それを聞いたフンギョンは
二人とも連れて来いと指示した
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そして次の日
三揀択の審査が始まった
大王王妃が出題した課題
「王妃になるために
自ら捨てることができるもの」に対する答えを
ウンボは銀のはしとスプーンにした
ウンボは「これは銀のはしとスプーンです
宮では当たり前のように食器として使われますが
食器が不足な民家では
木のスプーンだけで食事をします
もっと貧しい人たちは松の葉や手で
食べる人々もいます
私はここにいる二人のお嬢様よりも
特別なものは持ってはいません
ですから、もし王妃になったとしたら
何を捨てることが
できるのだろうと考えました
私はこの銀のはしとスプーンを捨てて
殿下の一番近い民になろうと思います
万民の母であるなら
木のスプーンだろうが手で食べようが
共に食事をし民の苦難を理解し
分かち合うことができる覚悟が
必要だと思います」と話した
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その後、ウンボは姉ウンギの墓に行き
「お姉ちゃん、ごめん
お姉ちゃんをこんな風にした人たちを
探すために始めた事なのに
私・・・あの方が 殿下が好き
お姉ちゃんの位置と
名前を奪ってしまうようで
ごめん、本当にごめん
私、罰を受けるよね
許してもらえるかな
お姉ちゃんからも
私をお姉ちゃんだと
思っているあの方からも」と
涙を流しながら切なく言った
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その夜、ケッピョンは
左議政フンギョンに
本物のホン・ヨンとウンボの母を捕まえ
倉庫にかくまったと報告した
それをヨンジも聞いていた
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そしてギョンはその夜
再び予知夢を見た
左議政フンギョンが本物のホン・ヨンと
ウンボの母を宮に連れて来て
ウンボを指差し「そこにいる女性は
ホン家のお嬢様ではなく
大逆罪人カン・イスの娘です!」と
皆の前で叫んでいる夢だった
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その為、ギョンはフンギョンを呼び
フンギョンの計画を止めさせようとした
するとフンギョンは
「私と取引しましょう
私の娘を王妃にしてください
そうしたらカン・イスの妻
(ウンボの母)をお引き渡しますし
ホン家のお嬢様の命も
保証いたします」と言った
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それを聞いたギョンは
大王王妃の前に行き
揀択の審査の結果
王妃はウンボだと決まった教旨を破り
「ホン家の娘(ウンボ)は王妃に
なることはできません!」と
大切なウンボを守るため叫んだ
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