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ヨンスはケットンが宮に行ってしまい
傷ついたマフンに何か話そうとしたが
マフンが何も言わず部屋に入って行ってしまったので
言えなかった
ヨンスは左議政モングにケットンの兄カンを
宮に連れて行きコッパダンが領議政ボンドクの
指示によって行ったことだと言えと
命令されていたのだった
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宮に着いたケットンは
だされたお茶を見ながら
マフンとの思い出ばかりが思い出され
集中できなかった
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その頃、スと大臣たちは王と夫人候補者たちの
観相を見るための訓導を待っていた
しかし、いくら待っても来ないので
(領議政ボンドクが拉致した)
ボンドクはこのような事態の為に
他の訓導を準備したと言った
そこに来たのはマフンだった
それはスがマフンに頼んだのだった
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その頃、大妃は自分の弟が幽閉地に送られる途中
盗賊たちに襲撃され亡くなったことを知った
それを聞いた大妃は
ボンドクが殺したのではないかと疑った
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その後、夫人候補者の中でケットンだけが
便殿に呼ばれた
それを知ったボンドクのまたいとこの娘は
ボンドクに「絶対に負けそうになった時に使え」と
言われて渡された口紅を
「口紅が薄れています 王様に会いに行くのですから
きれいにしていかないと」と言って
ケットンの唇に塗らせた
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ケットンが便殿に行くとそこにはマフンがいたので驚いた
マフンはケットンを見て王スと相性がいいと言った
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その上でマフンは「お嬢様は王様だけではなく
一緒にいる人、全てに福を与えることができる人です
今までの辛かった人生は
これからの幸せの為にあったことです
ですからこれからは心配しないで
お嬢様の思うように生きて行ってください
これからのお嬢様の不運は誰かが代わりに
背負っていきますから」と言った
それを聞いていたスは心が痛くなった
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その後、スとケットンは左議政モングが
カンを拷問していることを知り駆け付けた
モングは奴婢であるカンが
良家のお嬢様となったケットンの兄だと
言っていると言いそれが本当なら
王様を騙した重罪人だというのだった
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そこにマフンが現れカンは誰にでも
ケットンと呼ぶのだと弁護したが
そこにはっきりした証人がいると
ヨンスが連れて来られた
ヨンスは自分を守る為、仕方なく
「この者はユンお嬢様ではなく
この奴婢の妹ケットンです」と証言した
そしてケットンを良家のお嬢様にしたのは
誰だと聞かれたヨンスは
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マフンと初めて会った時を思い出した
その時、ヨンスは自分が罪人が斬れず、その代わり
自分を馬鹿にした役人を斬ってしまい
自らが指名手配され
罪人として逃亡していた時
ある店に入りそこにあったリンゴをむさぼり食べていた
そこにマフンが来てヨンスを見つけた
ヨンスはマフンに刀を突きつけようとしたが
マフンがそれを止めさせ
「君には刀よりこれの方が似合う」と
匂い袋をプレゼントしたのだった
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その為、ヨンスはモングに
マフンの指示だと言えと言われていたが
ケットンにお願いされてしたことだ
この娘に私たちが騙されたんだと言った
するとモングは指示通り言わなかったので激怒し直接カンに
「助けてやるから 言え
あの女がお前の妹ケットンか!」と聞いた
するとカンは召使から聞いたことを思い出し
ケットンと言う名前を言うと
ケットンも自分も死んでしまうと思い
「ケットンなんて知らない
ケットンはもう死んだ」と言った
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それを聞いたモングはなおさら憤りカンを威圧した
それを見たケットンは
「ケットンはここにいます
私がケットンです!
私が王妃になりたくて皆を騙しました」と言った
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その時、ユン・ドンソク大監が来て
ケットンは自分の娘に間違いないと言い
カンを救い出した マフンから頼まれたのだった
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その後、ケットンはボンドクのまたいとこの娘から
もらった口紅についていた毒のせいで
気を失い倒れてしまった
そんなケットンを抱きかかえ
家に連れて帰るマフン
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その夜、ケットンの無事を知ったスは
ムンソクに行ってみますかと聞かれ
マフンがケットンを抱きかかえて行った姿を思い出し
「もうそれは他の誰かの役のようです」と言った
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その時、領議政ボンドクが入ってきて
自分のまいとこの娘がスの夫人候補から
除外されたことに
納得がいかないと言ってきた
スは「あなたも自分の欲を満たすため
私の兄を殺したのですか
今まで国の為だという理由を使い
どれ程多くの罪のない人を殺してきたのですか
あなたのその位置は自分の欲心を満たす場ではなく
王の代わりに民を心配し気に掛ける位置です」と言い
内禁衛長であるムンソクに
「今回の事件だけでなく
今までの疑わしい事件全て
再捜査するように命じなさい」と言った
ボンドクは「私にそのように対するのであれば
後悔なさると思いますよ」と言ったが
スはそれに屈せず
「早くこのようにできなかったことを
後悔するだけです」と言った
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その後、意識を取り戻したケットンは
兄を心配しすぐに起きた
するとマフンが
「お前の兄は大丈夫だ
そしてコッパダンも」と言い
ケットンの体調を心配した
それを聞いて涙を流すケットン
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マフンはそんなケットンを抱きしめ
「もう二度とお前をどこにも行かせない」と言った
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その夜、領議政ボンドクは左議政モングに
王スを廃位し新しい国を私たちの手で作ろうと
逆謀を企てようとしていた
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