現代に生きていた必要以上に自信満々で
女好きの男チャン・ボンファンは
朝鮮時代の王で哲宗の妻、中殿である
キム・ソヨンと魂が入れ替わってしまった
そんなボンファンの魂が入ったソヨンは
その日、宮を出て妓生房で妓生たちと
遊んでいた
その時、哲宗もその店に来ており
秘密の会議をしていた
その部屋にソヨンが入って行ったので
全ての会話を聞かれていたのではと思った哲宗は
ソヨンに剣を突きつけ、様子をうかがった
その時、キム・ジャグンの息子(養子)
キム・ビョンインが来て哲宗と対した
ソヨンはそんな二人の対決を見ながら
興奮していた
その後、哲宗は兄ヨンピョン君たちの
助けもあり、何とかその場を逃げた
ビョンインは哲宗が立ち去った後
哲宗が顔に巻いていた布を見つけた
そしてソヨンに「ソヨン!大丈夫か」と
男装しているソヨンに言った
ビョンインとソヨンは従兄妹の関係であり
ビョンインはずっとソヨンのことを
恋慕していた
婚姻式が行われる予定の前日
ソヨンは宮を抜け出し、一人雨に濡れていた
それを見つけたのはビョンインだった
ソヨンは「明日になれば、私の夢が叶います
でも明日になれば、私の夢が消えてなくなります
お兄様、私は生きていくのが怖いんです」
と言った
それを聞いたビョンインは「ママ」と言うと
ソヨンは「そんな風に呼ばないで
今日だけは私の名前で呼んで
私が私自身を忘れないように
私が私を見失ってしまわないように
私は私じゃない
今まで私だと思って生きて来たのに
何もかも偽りでないものがない」と何かに
怖がっているかのように涙を流し、言った
それを聞いたビョンインはソヨンにその日
何があったのか心配し
「お前は間違いなくソヨンだ
私が長い間、見てきて
私が心に抱いて来た貴い人
私がお前を離さない
私がお前を忘れない」と告白し
ソヨンに口づけをした
次の日、ソヨンは二日酔いで大変だった
ボンファンは「この女、アルコールに対する訓練が
全然なってね~な」と言いながら
水刺間(スラクッカン)の厨房長マンボクに
ラーメンの代わりになるような二日酔いに効く
麺のメニューを作らせた
しかし、ボンファンの口には
全く合わなかったので自ら
水刺間(スラクッカン)に行き
現代の韓国大統領府のシェフの腕前を見せた
それを食べて見たマンボクは
あまりのおいしさに感動した
その後、ビョンインがソヨンを訪ねて来た
ビョンインはソヨンが昨日の刺客といい
この前、池に突き落とされたことといい
ソヨンが何者かに
狙われているようだと言った
ビョンインはこの宮内が外よりもっと
危険かもしれない
誰も信じてはいけないと言った
それを聞いたボンファンは
ソヨンの身と自分の身を案じた
その夜、哲宗はソヨンが
何か知っていることがあるのではないかと
探りを入れた
そしてその夜、哲宗は一緒の布団で
寝ることにした
二人はお互いを疑った
ボンファンは昼間のビョンインが言った
誰も信じてはいけないということを思い出し
哲宗が一番、信じられない存在だと思った
その夜、哲宗は再び悪夢をみた
その姿を見て、ソヨンは驚いた
次の日、ソヨンはファジンに会い
哲宗とは実は夜の関係は全くないと言い
ファジンの機嫌を取りながら
再び、自分の身が危険に
さらされないように取り測ろうとした
それを聞いたファジンは
「宮の中で一番、
信じられないのはママです」と言い
あの日、池にソヨンを突き落とした犯人は
ソヨン自身だと言った
「私に罪を着せるため
ママが自ら池に飛び込んだのではないですか」
と言った
その頃、キム・ジャグンは哲宗の兄
ヨンピョン君とホン・ビョルガムの様子を
いつも監視していた
その夜、ソヨンはスウォン王后の為に徹夜で
牛肉、豚肉、イシモチをあわせて
フランス料理を作った
それを食べたスウォン王后は
あまりのおいしさに喜んだ
それを聞いたボンファンは
「私がこれから一生、若さと健康を
維持できるようにお助けいたします」と言った
それを聞いた王后は目を大きく開き、喜んだ
そして事故防止の為に抜いた池の水を
入れてもらうことに成功した
(ボンファンは水の中に入れば
元に戻ると思っていたのでそれを望んでいた)
その日の夜、ソヨンは哲宗が準備したお茶の
匂いを嗅ぎ、あの妓生房で嗅いだ匂いと
同じ匂いだと感じた
そして、自分を狙った男も同じ匂いがした
つまり、自分を狙った男は目の前にいる王
哲宗だと実感した
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