「サイコだけど大丈夫」8話 あらすじ

サイコだけど大丈夫

ガンテに髪を綺麗に切ってもらったムニョンは
「これで私の首輪を切ってもらったから
お母さんの言う事、聞かないでよくなった」と
言った それを聞いたガンテは
「抜け出したかったのはお母さんだったのか・・・
おめでとう」と言うと
ムニョンは「お祝いじゃなくて
褒めてほしい」と言った
ガンテは戸惑いながらもムニョンの頭を
優しく撫でた
そして二人は笑い合った

その次の日の朝
サンテはムニョンが髪を切ったのを見て
長い髪の方がよかったと嘆いた
そしてムニョンは出勤するガンテに車のキーを
渡し「仕事が終わったらすぐに帰って来て
早く帰って来て私と一緒に過ごそう」と言った
そんなムニョンを見てガンテは心が動いた
ムニョンは「これからも私の髪はあんたが切って
私もあんたの兄さんと同じで
他の人が私の体に触れるのが嫌なの
あんただけは触っていい」と言った
そして「私、本当にかわいい?」と聞いた
ガンテは「うん かわいい」と言い
それを聞いたムニョンは喜び、いつまでも
ガンテの車を見送った
そんなムニョンの姿を車のミラーから見ながら
ガンテも少し笑った

ガンテが病院に出勤すると他の介護士から
昨日の晩、ムニョンの父コ・デファンが痙攣の
発作を起こしたことを知った
ガンテがデファンに近づくと
「死んだはずのあの女がここにいる
『いとしのクラメンタイン』を歌っていた」と言った

その頃、サンインは部下ユ・スンジェに
ジュリについて調べさせ
「俺とあの介護士と比べてどうだ?
どう考えても俺の方がいいだろ?」と聞くと
スンジェは「決定的に違う所があります
ルックスが・・・・」と言い、サンインを怒らせた

その後、オ院長は女性患者パク・オクランを
呼び出した
そして「昨日の晩、コ・デファン患者に
会いませんでしたか」と尋ねた
オクランは会わなかったと言った
するとオ院長は続けて
「でしたら、その時もしかして
歌を歌いませんでしたか」と言い
「いとしのクラメンタイン」を歌ってみた
それを聞いたオクランは少し笑い
「私は幽霊じゃないけど・・・
ユ・ソンへ患者 あの巫女だった患者が
くだらない話を噂しまくってるじゃない」と言った
(病院内に歌を歌っている女の幽霊が
いるという話)
その後、院長室から出たオクランはガンテに
「ここにいる何か月間、
誰も私に関心寄せなかったのに
関心持ってきてるみたい おもしろいわ」と
言い、笑った

その日の昼はガンテとサンテそしてムニョンは
いつも母と一緒に行った中華の店に行き
チャンポンを食べた
その時ガンテは母が二人の息子の分だけ注文して
自分はお腹が空いていないと
いつも食べていなかったのを思い出した
そして母を思い、涙が零れ落ちそうになった

その後、ガンテとムニョンは二人でコーヒーを
飲みに行った
そんな二人をバスに乗ったサンテが見て
何とも言えない気持ちになった
コーヒーショップで二人は
ムニョンのファンだという男に会った
男はガンテを見て彼氏なのかと聞いた
ムニョンは「違います 知り合いなだけです」と言い
「今度、食事でもどうですか」と言う男に
連絡先を教えるムニョン
それを見ていたガンテはだんだん腹が立ってきた
そのうえ、二人の写真まで撮影させられ
怒りが絶頂に達した
そしてムニョンに「作家は創作しなくちゃだろ
なんで営業なんかしてるんだ!
そのうえ、よくわからない人に連絡先教えちゃ
だめだろう!」と怒った
それを聞いたムニョンは
「ペンがかっこよかったから」と言い
ガンテはそれをファンがかっこいいと聞き間違え
怒った
その姿を見たムニョンは
「もしかして嫉妬してるの?」と聞いた
ガンテは図星だったが、「そんなわけないだろ」と
言い、病院に向かった
ムニョンは本当にファンの男が持っていたペンを
盗んで来ていた
ムニョンは本当にペンを自分の物にするために
ファンサービスをしたのだった
それを知らないガンテはいろいろ誤解してしまった

その頃、サンインはジュリの母スンドクに会い
下宿させてほしいと言った
それを聞いたジュリは
「なんでうちなんですか?」と聞いた
するとサンインは「あなたの家だから」と答え
ジュリは「私は好きな人がいます」と言った
サンインは「知ってます
辛くてもうできないと言っていた片思い
ジュリさん、悪い魔女にならないでください
いい人であるあなたをそのまま
好きになってくれる男と会わないと」と言った

その日の午後、ガンテは患者ジョンテとアルムが
お互いに好意を持っていることを知った
二人は誰にも知られないように
病院内で付き合おうとしたが
ガンテに見つかってしまった
病院の規律では患者同士の恋愛は禁止されていた
二人はガンテに知らなかったことに
してほしいと言ったが
ガンテは「よく治療を受けて早く二人とも
退院できるようにしてください
ここから退院すれば、誰も二人の関係を
妨害する人はいませんから」と言った

その後、家に帰ったガンテはサンテとムニョンが
人形「マンテ」を巡って、お互いに自分の物だと
譲らず、喧嘩しているところを見た

ガンテはサンテに
「どうせマンテは蝶を
捕まえられないだろ」と言った
それを聞いて納得するサンテ
「あらかじめ兄さんに聞かなくて申し訳なかった
でも兄さんにとって必要ないものを
必要な人に譲ってあげてもいいだろ」と
ガンテが言うと
「でも必要な人にみんなあげたら
僕は・・・僕には何が残るの?」と言った
するとガンテは「兄さんには俺がいるじゃないか
マンテじゃなくてガンテが」と言った
するとサンテは「先生(ムニョン)は一人だから
マンテが必要だ ガンテじゃなくてマンテを
譲る」と言った

そしてガンテは怒るムニョンにサンテがマンテを
譲ると言ったことを伝えた
そして「これからマンテはお前のものだ
だから、兄さんと同じようにしないで我慢してくれ
これは命令じゃなくてお願いだ」と言った
するとムニョンは
「どうしたら我慢できるの
あんたはずっとお兄さんのことで
我慢してきたじゃない」と聞いた
ガンテは「俺だけが我慢すれば
何も問題が起きない
後の事考えないで、心のままにしていたら
俺は兄さんと今みたいに一緒に住めなかっただろう
俺が我慢することが兄さんを保護して守る
唯一の方法だったから」と言った

その頃、出版社代表サンインとスンジェは
ジュリの家で少しの間、下宿することになった
ジュリの母スンドクはサンインに
ムニョンの挿絵作家になったサンテのことを
よろしく頼むと言った

その後、病院でガンテはジョンテからアルムとは
病院内では付き合わないことにしたと言われた
ガンテの言う通り、早くお互い退院して
それから愛し合うことにしたと言った
その時、ジャンテは
「でも正直に言うと辛い時が多いです
会えなければいいんだけど
いつも会うから、見えないように
目をつぶってみたりしても思い出しちゃうし
どうしていいかわからないです」と言った
それを聞いたガンテはムニョンのことを
自分も同じように感じていることを悟った
続けてジャンテは「その場で会ったら
触れたくてどうしようもなくなるし
他の男と笑い合っているのを見ると
頭に来てどうしようもなくなる」と言った
それを聞きながら自分もムニョンに対し、同じことを
感じていると思った

その頃、ムニョンは文芸講座を行っていた
今回は「美女と野獣」について講義した
ムニョンはベルが野獣を自分の思い通りに
変えることができると思ったと説明した
それを聞いていたアルムが
「違います!野獣を王子様に変えた力は
ベルの本当の愛です!
ベルの愛は乱暴な野獣を落ち着かせ
傷ついた心を癒しました
人間が自らできる偉大な力 
それが尊厳な愛です」と訴えた
それを聞いたムニョンは「愛・・・」と言い
ガンテを思い出した

その後、病院にアルムにDVしていた元旦那が来て
よりを戻そうと言って来た
しかし、アルムは自分には他に好きな人が
できたからお互いに新しい人生を歩もうと言った
それを聞いた元旦那は怒って
再びアルムを叩こうとした
それを見ていたムニョンが元旦那に空き缶を
投げつけた
すると元旦那はムニョンをビンタした
それを見ていたガンテが怒って
元旦那を殴りつけた
そして皆の前でムニョンを心配し
ムニョンの殴られた頬に手を当てた

その為、患者の面会者に暴行したガンテは
当分の間、停職処分となった
それを聞いたガンテは笑顔でムニョンの元に
走り寄り、笑いながら
「俺、停職処分になった
その間、給料ももらえないし,
告訴状も送られてくるかもしれないって
完全にめちゃくちゃになっちゃった
お前が前、言っただろ
いつでも俺が願えば、拉致してくれるって
俺、お前と遊びに行きたい
今だ 行こう」と言い、ムニョンに手を差し伸べた
ムニョンも笑って、その手を握り返した
するとガンテは初めて思いっきり笑った

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