その頃、フランス人ジャンは朝早く起きて薪を切ったり
ホ内官にマッサージしてあげたりと
自分を助けてくれたイ・リム達にお礼していた
そしてその夜にはイ・リム達は
ジャンから「ラプンツエル」の話を聞いた
皆が王子が高い高い塔にいるラプンツェルに会うために
ラプンツェルの長い髪をつたって塔に登って行ったことを
とても興味深く聞いた
次の日、イ・リムはその話をヘリョンにしてあげた
しかしそれを聞いたヘリョンの反応は
その話があまりにも現実的でないと言い
「人は一生かけて髪をのばしてもそこまで長くはなりません
それに少しでも髪の毛が何かにひっかかても痛いのに
男性がそれをつたって登って行くなんて
塔に着いた頃にはその女性はあまりの苦痛で失神したか
その重さに耐えられず
首の骨が折れて死んでいたと思います」と言った
それを聞いたイ・リムたちは全員「・・・」となり
ヘリョンに冷たい視線を送った(笑)
その後、芸文館では最近、ヘリョンの史冊を
いつもソグォンが整理しているのを知った他の史官が
何か他の人が知ってはいけないことが書いてあるのかと
自分たちにも見せろと言ってきた
その時、入侍の時間が来たのでヘリョンは何とかその場を切り抜けた
しかしその日、ジャンを捕まえるため見張りの哨兵が
イ・リムの所にも来た
それを知ったヘリョンは哨兵たちよりも早く行き
イ・リムたちにそれを伝え、その打開策を考えた
ヘリョンはいい案があると言い
宮女やホ内官に哨兵たちにフランス人が
宮の外に出て行ったのを見たと言わせ
自分もおしゃべりな小間使いのソルグムに
フランス人を見たと言い他の人に伝えてもらうようにした
それを聞いたソルグムはすぐに知り合いにそのことを話した
すると恐ろしい外国人が町中にいるという噂がすぐに広まった
それを知った兵たちはすぐに町に出てフランス人を探しに行った
そしてその夜、ジャンはイ・リムの振りをして
ホ内官に連れられ無事に宮の外に出ることができた
そしてヘリョンに会ったジャンだったが
着替えている間にいなくなってしまった
そこにはジャンが書いた手紙があった
そこには「こんな風に行ってしまいごめん
私は商人ではない 嘘をついたんだ
実は私の兄さんが朝鮮にいる
随分前に家を出て帰って来ない
だから私は兄さんに会いに来たんだ
私の身分を隠していたことわかってくれ
兄さんがいた所は「曙(夜明け)が来る所」だって
その名前を知っているとすごく危ないって聞いた
だから言えなかった
ずっと私に食事を与えてくれ
見つからないようにかくまってくれ助けてくれてありがとう
兄さんが何で朝鮮を好きだったのかわかったよ
全てに感謝して皆にいつも幸運があるように
ジャンより」とあった
その後、ジャンはモファに会えた
モファはジャンの兄から20年前、医術を学んだのだった
そしてジャンはモファに兄がいる所に
連れて行ってほしいと言った
モファは何も言わずジャンを野原に連れて行った
ジャンは「埋められているのではないのですね
罪人だから」と呟き
兄との思い出を思い出しながら
神様に兄の魂が癒されるように祈った
その後モファは帰り道、ジャンが指名手配され
似顔絵と共に張り紙が張り付けられているのを見た
芸文館でも張り紙の内容が読まれていた
「外国人をかくまっている者はすぐに彼を連れて宮に来い
そうでなければ直ちにキリスト教信者73人を処刑する」とあった
それを聞いて驚くヘリョンとソグォン
それを知ったイ・ジンは「私に相談もなかったです
なぜ、突然このようなものが!」と言い驚き
左議政イクピョンの仕業であることを察した
それを知ったイ・リムは全ては
自分がしたことだと王に話に行くと言った
それを止めるホ内官
するとイ・リムは
「私が何もしなかったら73人が死んでしまうんだ
それでもお前は私の選択が間違っていると言うのか
多くの人の命よりも私一人の安寧が重要だと言うのか
今までずっとここで息を殺し生きてきた
これからはもうそのようにはしない」と言った
それを聞いていたヘリョンが
「一緒に行かせてください
私も入侍いたします」と言った
イ・リムはヘリョンと共に王イ・テに会いに行き
「殿下 キリスト教信者たちを許してください
私があの外国人を助けました
今まで私が外国人をかくまい
私があの者を宮の外に出してあげました」と告白した
それを聞いたイ・テは大憤慨し内官に
「今すぐキリスト教信者たちを斬首しろ!
そしてその死体を宮の外に捨てろ!」と命令した
すると内官が世子イ・ジンが
キリスト教信者たちを釈放したと伝えた
それを聞き、また憤慨したイ・テはイ・ジンに
「私を説得する機会をやる
いい訳だろうが言い逃れだろうが言ってみろ」と言った
するとイ・ジンは
「正しくないとことだと思いました
国王は民の父母です
どこの父母が子供の命を手段として使うでしょうか」と言った
それを聞いたイ・テは
「おまえは私が国王としての資格が
ないのと言うのか!」と怒鳴りつけた
その時、大妃イム氏が現れ
イ・テを止めたのでその場は何とか収まった
その後、ウウォンはソグォンがイジンに会い
「キリスト教信者たちを解放してほしいと
お願いしました
そうでなければトウォン大君ママが外国人を
助けていたことを世間に言いますと
脅迫しました」と言ったことを知った
それを聞いたウウォンは驚き
ソグォンのこれから史官としての身を心配した
その夜、サヒは左議政イクピョンに呼ばれ
イ・リムと王イ・テが何を話したかを
記したヘリョンの史冊を持って来てほしいと言った
次の日、イ・リムはホ内官から
嘉禮廳(カレチョン 王子や姫を婚礼させるために
臨時で設置される官庁)を設置したことを聞いた
それを聞いたヘリョンとイ・リムは驚き、戸惑った
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