そしてその夜、イ・リムが寝ていると何者かが部屋に入ろうとした
それを察したイ・リムはすぐに起きて周りを確認した
外にいた見張りの役人は誰も入ってきていないと言ったが
廊下には何者かの足跡が残っていた
次の日、ウウォンは父である左議政イクピョンの指示により
確認されていない内容の上書で朝廷内を惑わしたとし
司憲府に連れて行かれた
その後、ヘリョンはソ・べクソン令監に頼み
緑嶼堂に入れるようにしてもらい
イ・リムを連れて宮を出た
そしてある家に連れて行った
そこにはソ・べクソン令監、モファ、ジェギョンそして
多くの意を共にする人々が集まって
イ・リムにお辞儀し忠誠を誓った
そしてモファは祝賀の日にもし私たちが
申時(午後3時から5時の間)の間に帰って来なかったら
ママは必ず、ここから逃げてくださいと言った
そしてイクピョンもイ・テとイ・ジンに
「私が大妃ママとトウォン大君に対し
どんな決断を下したとしても
受け止めてくださるようにお願いします
それは全て主上殿下とそれを受け継ぐ殿下の為です
20年前、私が下した決断によって
お二人がこの位置にいらっしゃることができることを
忘れないでください」と言った
それを聞いたイ・ジンはその夜深く悩んだ
そして今までイ・リムと過ごした楽しかった時間を思い出した
そしてイ・ジンは何か決断しサヒに会いに行った
「あの史草を読んでみたのか
私に見せてほしいと言っているのではない
一つだけ答えてくれ 確認したいことがある」と言った
するとサヒは「ご存じの通り今まで私は史官として
してはいけないことをしてきました
でも今回、初めて私の判断が正しいと思えました
待っていてください
ミン奉教の命令で筆写(書き写したもの)
しておいたものがあります」と言った
するとその後、すぐにウウォンは釈放された
そして次の日、王の即位20周年の記念祝賀が行われた
その時、ジェギョンが王に対し罪を犯したことを自白し
罰を与えてほしいと請願した
「20年前、清国に送られた密書はミン・イクピョンに脅迫され
外国に朝鮮を渡すという嘘の内容を書かされました
廃君と曙来院の罪名は全てミン・イクピョンの謀反でした
その証拠として曙来院にいた外国人の医者が
自分の弟に送った手紙には
「朝鮮の王はキリスト教は信じず
曙来院は新文物を勉強する場だった」と書いてあります
殿下 懇切に願います!
嘘で殿下を誑かし王室を陰害し
その為にこの国に洗い流すのことのできない
悲劇をもたらした左議政イクピョンを
私と共に罰してください」と申し出た
するとイクピョンは
「この者と意を共にする者は謀反罪にする」と言った
すると大妃イム氏が「左相 だったら私も謀反罪にしなさい
この者の言うことを信じることが罪となるならば
私の首も取ってしまいなさい」と言った
するとイクピョンは大妃がイ・リムを
王として即位させるために背後で動いていたことを訴えた
するとそこにイ・リムが現れ
「私はトウォン大君ではありません
フィヨン君イ・ギョムの息子イ・リムです!」と力強く言った
「20年間、殿下は私をいくらでも殺すことができました
それでも殺さなかったのはどうしてですか
殿下もこのことが間違っていたと
わかっておられたからではありませんか!
何も罪のなかった廃君を殺し王位を奪ったことに
自責感を感じその息子である私を
生かしておいたのではないですか」と言った
すると王イ・テは怒って全てを記録している史官たちに
「史官達はここから出て行け
出て行かない者はこの場で首を切り捨てるぞ!」と叫んだ
それを聞いたヘリョンはイ・リムの横に座り記録し続けた
それを見たイ・テは怒りヘリョンを切りつけようとした
その時、ヘリョンは
「殿下 私を殺したとしても史筆することは止まりません
私が死んだこの場所に他の史官が来るでしょうし
その史官が死んだら他の史官が来るでしょう
殿下が史官、全ては殺し紙と筆を奪ったとしても
絶対に止めることはできません
人の口から口へ伝えられることでしょう
それが真実の力です」と言った
そして他の史官達も集まりウウォンが
「殿下 私たち史官は絶対に
この場から離れることはありません」と言った
すると父イクピョンが
「殿下 この者たちは全て欲心を持つ者たちです
すぐにこの者たちを殺してください」と叫んだ
するとイ・ジンが「その剣を納めろ」と言い
王イ・テの前に立ち
「殿下 本当の忠臣は王の目と耳を阻みません
まだお分かりにならないのですか
殿下の政治を阻むのも左相ですし
殿下の国も民も害するのも左相ですし
殿下ご自身をも害させるのも左相です
トウォン大君と史官達の請願をお聞きください
汚名を着せられた者がいるのなら挽回させてあげ
罪を犯した者には罰を与えるようにしてください
20年前の真実を明らかにするようにしてくださるように
お願いいたします」と言った
するとそれを聞いていた多くの臣下たちは
それに同意しイ・テに跪き請願した
その夜、ウウォンとイクピョンは話をした
イクピョンは自分がしてきたことに後悔はないと言った
しかしウウォンは「お父様が間違っていました
これから朝鮮は朝廷のための国ではなく
民が作り上げる民の為の新しい国となるでしょう」と言った
そして最後に父に深くお辞儀をし出て行った
次の日、ヘリョンは入獄した兄ジェギョンに会いに行った
ジェギョンは「私は自責感の為にお前と生きてきたんじゃない
お前は私にとっていつも私の妹だった」と涙を流し言った
それを聞いたヘリョンも涙を流し
「いつでもお兄様の妹でいます
ク・ジェギョンの妹ク・ヘリョンです」と言い
2人は手を取り合い心を通わせた
王イ・テは大妃に全ての権限を委譲した
そしてイ・ジンもこのことが整理がつき次第
世子の位置を降りると言った
そこにイ・リムが来て大妃に言った
「私を大君の位置から廃位してください
私は王にはなりません
普通の人として生きていきたいのです」と言った
緑嶼堂に戻って来たイ・リムはそこで待っていたヘリョンに
「ここを出たとしてもここであったことが
消えてしまうわけじゃないから」と言った
ヘリョンは「私たち職場が変わったと思いましょう
終わったんじゃなくて
また新しい話が始まるんだって」と言った
そして3年後
イ・ジンは王となり聖君となるため努力していた
3年間、罰を受けた父イクピョンの為
史官から離職したウウォンは復職を許された
ヘリョンは史官として変わりなく仕事をし
イ・リムは全国を旅しながら自由な時間を満喫していた
そんな二人が久しぶりに会い、一夜を共に過ごした
そして朝になり出勤しようとするヘリョン
その時「こうしたら今日一日元気になると思って」と言い
イ・リムにキスし
いつものように史官として宮に行き入侍に向かった
これで「新米史官ク・ヘリョン」は終わりです
ハッピーエンドよかったです
俳優、スタッフの皆様のお陰で
また楽しいドラマを見ることができました
心から感謝します
このあらすじをずっと読んでくださった皆様にも感謝いたします
ありがとうございました~
だんだん秋も深まっていきます
気温の変化による体調不調など気をつけてくださいね~
また別の作品でお会いしましょうね!
韓国からなおこでした
コメント
[…] 続きはこちらから http://kimmo77.com/1540/ これでこのドラマも終わりです 今までご視聴ありがとうございました […]