イ・ジンは弟イ・リムの発言に対し王イ・テに
「先ほどのトウォンの発言、ご理解してください
経筵(キョンヨン)も大臣たちと同席するのも初めてなので
少し緊張したようです」と取りなした
するとイ・テは以外にも
「気にすることはない 今が機会だと吐き出したのだろう
今までどうやって耐えてきたのかと思う
間違っていると言っているのではない
恋愛小説だけ書いている奴かと思っていたが
やはり血筋は隠すことができないんだな」と言った
それをヘリョンも聞いていた
それからヘリョンに対し王イ・テのいびり?が始まった
まずイ・テの朝食時、何を食べたか順序通り、記録させられた
(その上、王のお膳には多くのおかずが上がっており
イ・テはそれを少しずつスピードをあげ食べたり
食べようとしたおかずを止めて違うおかずに箸をのばしたりと
明らかにヘリョンを困らせるためにやっているとしか
思えない行動をとった笑)
おかしな食べ方をしたイ・テはお腹をこわした
その為、官人たちの前で便をした(笑)
官人たちは表情を全く変えず、我慢していたが
ヘリョンは強烈な匂いに鼻をつまんだ
その上、その用を足した便も典医監(チョンイカム
医療行政やを医学教育を行った官庁)に持って行けと言われ
仕方なくヘリョンは王の便を持って行った
その後、芸文館に帰ったヘリョンはシヘンに文句を言った
しかし、ヘリョンが入獄していた時
王と史官達との戦いがあったことを聞かされ
シヘンは「これは芸文館の自尊心と
女史たちの未来がかかった戦争だ
入侍して疲れ切って倒れたとしても
殿下に対し絶対に負けてはならない!!」と言い
他の史官達もヘリョンを応援した
それを知ったヘリョンは何とか頑張る決意をした
次は全国から送られてきた王に対する上書文を記録させられた
そこでもイ・テはわざと長~い長~い上書文を選び
その上、都承旨(トスンジ)にいつもより早く読ませ
ヘリョンを困らせた
その頃、イ・ジンは潜幸(チョムヘン
王や世子がひそかに外出すること)に出かけた
そこに東宮殿に入侍しようとしたソヒが来たので
一緒に行くことになった
イ・ジンは市場を見て回ったり
子供たちと一緒に遊んだりした
その時、イ・ジンが本当に楽しそうに笑っていたので
それを見たソヒも自然と笑顔になった
昼食を食べている時ソヒは
「初めて見ました 殿下が笑っているところ」と言った
イ・ジンは「周りを見てみろ
誰も私のことを見ていない
だからここでは私は人々の間を
通り過ぎていくだけの人に過ぎない
私は幼い頃、宮ではなく普通の家で育った
何もわからずただ、山に行き、野に行き自由に
駆けて遊んだ時期があった
その時の夢は将軍になることだった
だから時々、宮の外に出ると
その時のかすかな匂いが感じられる
その時の私を忘れないように時々出かけていくのだ」と
幼い時のことを思い出し言った
その後、夕方になり二人は宮に帰った
その時、イ・ジンがサヒにさっき
市場で買ったテンギ(リボン)を渡した
その時、サヒは「どうして私にお聞きにならないのですか
行幸に私と一緒に行かれたのは
私に聞きたいことがあったらからではありませんか
一体、ク権知が何を聞いて何を記したから
殿下があのようにお叱りになられたのか
確認したかったのではありませんか?」と聞いた
しかし、イ・ジンはそれに対しては何も答えず
サヒにテンギを渡し
「もう帰りなさい」と言って宮内に入って行った
その頃、一日中頑張ったヘリョンは疲れ切って
芸文館に入ってきて椅子の上で横になってしまった
そこにウウォンが「とても大変だっただろ」と言って入って来た
それを聞いてびっくりし起きたヘリョン
ウウォンは「明日、上がって行く上書と
官吏たちの名前を書いたみた
少しでも何か助けになればいいと思って」と言い
それを見たヘリョンは本当に喜んだ
しかし、ヘリョンが筆で多くのことを記したので
指が赤くなっていることを気づいたウウォンは心痛めた
ヘリョンは冷たい水に手を浸し赤みをとるようにした
その時、ウウォンが「強く筆を持ちすぎたようだな
これからもっと筆を持つ機会が多くなるだろうから
筆の持ち方も手に力を入れず流れるような感じで
書くことを覚えろ」と言った
するとヘリョンは「ミン奉教は私の史官としての
未来があると思いますか
入宮してから何か月も経っていないのに入獄させれました
半年位経った頃には済州島に
幽閉されてるんじゃないかと思います」と冗談で言うと
ウウォンは「もう二度とそんなことがないようにする」と言った
ヘリョンは「今回、 持斧上疏 (チブサンソ)をされたようにですか
話を聞きました ありがとうございました」とお礼を言った
するとウウォンはヘリョンの手をやさしく拭いてあげ
「申し訳ない こんなつらい思いをさせて」と言った
その頃、イ・リムは一生懸命、儒教の勉強をしていた
イ・リムに侍る宮女たちは
「ママ 早くお休みください」と言ったが
イ・リムは「お前たちは私を助けないといけない立場だ
もし私が経筵(キョンヨン)の場でもっとうまく言えば
お父様は私をよく思ってくださるだろうし
そうしたらいつかここを出て私家で
住めるようにしてもらえるかもしれない
その時には私はク・ヘリョンと婚姻して
仲良く幸せに暮らしていくだろう ハハハ」と笑った
そんなイ・リムを見て笑う宮女
そんな二人を見て我に戻ったイ・リムは
「ゴホン!とにかくこうやって勉強すれば
お前たちも私もこのせまっ苦しい生活から
解放されるってことだ」と言った
次の日も同じように王イ・テはヘリョンを入侍させた
しかし、イ・テはいつもはしないハードスケジュールの為
眠くなってしまった
しかし、ヘリョンはウウォンから教えてもらった書を見ながら
頑張って記録していった
その反面、王イ・テはどんどん疲れが出始めていた
その次の日、外で入侍を待っていたヘリョンの元に
イ・リムが来た
イ・リムはヘリョンの口にお餅を入れてあげ
「朝早くから入宮しなくちゃだから
朝ごはん食べていないんだろ
ここに食べ物を置いておくから
お腹が空いたら食べたらいい」と優しく言ってくれた
しかし、そこにすぐに都承旨(トスンジ)から
お呼びがかかったヘリョン
イ・テはヘリョンを呼び出し、酒を勧めた
しかし、ヘリョンは一杯で止め
「私はお酒が本当に強いです
お酒で酔わせようとされても意味がありません」と言った
それを聞いた王イ・テは
「じゃあどうしたら話をするんだ!
私があの日からどれ程心苦しかったかわかっているのか!」と叫んだ
それを聞いたヘリョンは「わかっています
これは勝つか負けるかの問題ではなく
史官としての道理を守れるか
どうかの問題です」と言った
するとどうしても折れないヘリョンにイ・テはとうとう
「言えないのならば言わなくていい
その代わり誰にもわからないように記録したものを消してしまえ
そうしたらお前の願いをなんでも聞いてやる」と言った
それを聞いたヘリョンは
「本当に私の願いを何でも聞いてくださるのですか」と尋ねた
すると芸文館に承政院から王の教旨が送られてきた
そこには自分が史官に対して行ったことに対する反省と
それに対して屈せず史官としての
道理を果たそうとした史官たちに賛美の表現をし
これからはどんな場でも史官の入侍を許可すると共に
それを止めようとする者は私が認めないとあった
それを見た史官達は大喜びし
芸文館に帰ってきたヘリョンを歓迎し褒めたたえた
その夜、王イ・テは昼間ヘリョンと
話をしたことを思い出していた
ヘリョンは自分の願いを何でも叶えてやるから
記録した史草の内容を消してほしいと言うイ・テに対し
「私は史草の内容を消すことはできません
最初から何も記録していないからです
聞こうとしたのは事実ですが、聞くことはできませんでした
ですから何も書けませんでした」と言った
それを聞いたイ・テは
「ではお前は何も書いていない史冊で
私をもてあそんでいたのか
う~あきれた女だ
これまで私をもて遊んでおもしろかったか
宮内にいるネズミのように見えておもしろかったか」と言った
するとヘリョンは「いいえ、私は殿下を見て立派な国王の姿を見ました
昔から優れた史官は国王を恐れず
優れた国王は史官を恐れるといいました
私が見た殿下のお姿は私のような何もない女史を恐れられ
儒生たちの訴えにも耳を傾けられ間違えた王命は取り消され
力や地位で私を脅されることもなく
最後まで対話で私の心を開こうとされたとても善良なお姿でした
そして私はその善良なお姿をそのまま史冊に記録するつもりです
ですから殿下 史官を憎まないでください
史官は殿下を叱るだけの存在ではありません
史官がいつも殿下のお傍にいる理由は
殿下を監視するだけではなく
殿下の良いお言葉や行動を歴史に残し
後孫たちに見て学ばせる為です
結局、史官達も殿下の民であり臣下です
これ以上、史官達を遠ざけないでください
これが私のただ一つの願いです」と言った(長くなりすいません(笑))
それを思い出した王イ・テは
「どこからあのような者が宮に入ってきたのか」と笑いながら言った
その夜、史官達は皆で飲み会に行った
そこにヘリョンをつけて隠れて見ていたイ・リムが見つかり
皆はあの時のイ書吏(ソリ)だと思い
一緒に酒を飲むことになった
イ・リムは皆に勧められ飲んだことのない酒を飲まされた
それを見ていたウウォンとヘリョンはハラハラしながら
イ・リムを見守っていた
飲み会の雰囲気は最高潮になり
皆は歌を歌い、踊った
イ・リムも一緒に踊ったりして
全て初めての経験だったが
ヘリョンと一緒だったので全てが楽しかった
その後、ヘリョンはイ・リムを宮まで送った
そこで挨拶をして家に帰ろうとするヘリョンを止めるイ・リム
イ・リムはヘリョンがお酒をたくさん飲んだのを心配し
蜂蜜を入れて暖かくして飲ませてあげようとした
(蜂蜜水は二日酔いによいということです)
その時、ヘリョンはイ・リムの部屋でイ・リムが以前
ヘリョンにプレゼントしようとした詩を見つけ読んだ
そこには「願郎千萬壽 長作主人扇」とあった
それを見て泣きそうになるヘリョン
その後、イ・リムは蜂蜜水を持って来ると
ヘリョンが外で待っていた
深刻な表情のヘリョンを見て
イ・リムは「どこか痛いのか 大丈夫か?」と心配した
するとヘリョンがさっき読んだ詩の内容である
「私の愛する人が長く長く生きて永遠に
私の主人でいてくれることを願う」と言い
ヘリョンは涙を流しながらイ・リムにキスをした
ここまでが12話のあらすじです
遂にイ・リムとヘリョンの心が通じ合いましたね
設定ではヘリョンは26歳でイ・リムは20歳ですので
女性が年上、男性が年下のカップルですね
今まで、恋愛小説を自分の想像を働かせながら
書いていたイ・リムが本当の愛を知った瞬間です
全てが初めてで純粋なイ・リムは多くのことに戸惑いながらも
ヘリョンによって男として大君として
息子として成長していくようです
そして今回の一番の見どころは
もちろん二人のラブもそうですが
私は王イ・テがヘリョンの話を聞いてヘリョンを
ある意味すごいと認めたシーンです
ですからセリフがとってもよくて
まとめられなくてなり随分長くなってしまいました
私の推測としてはイ・テを本当の王として認めてくれたのは
ヘリョンが初めてなのではないかと思います
だから、イ・テは内心、本当に喜んだのだと思います
そんな王とヘリョンの関係がどうなるのか
また、そのことがこれからの話にどう関係してくるか
楽しみですね~
今回もご視聴読ありがとうございました
なおこでした~
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