![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10o3-1024x414.jpg)
スがケットンに自分と一緒になろうと言うと
そこにマフンが来てケットンの手を握り
「この娘はもう 絶対にどこにも
連れて行くことはできません 殿下」と言った
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10o6-1024x440.jpg)
するとケットンはマフンに
「この手を離してください」と言い
マフンの手を振りほどいた
そしてスに
「あんたと婚姻する約束
最後まで守れなくてごめん
私はあんたの所には行けない
あんたの所に行こうとして
お嬢様になろうとしたんじゃない
この婚事はこれで終わったの」と言った
それを聞いたスの目から涙が零れ落ちた
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10o0-1024x451.jpg)
そしてマフンには
「ずっとスを探すのを手伝って下さり
ありがとうございました
お陰でスも見つかったしお兄様も見つかったので
私は元の自分に戻ります」と言った
するとマフンは「どこに戻るというのか」と聞くと
「それはわかりません
でもどちらも私が行くべき所ではないようです
どうせこの婚事には
私の意思が入ってはいないから」と言い
その場を立ち去った
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10o10-1024x529.png)
ケットンが立ち去った後、マフンはスの前に膝まずき
「どんな罰でも受けますから
ケットンを離してあげてください
領議政閣下がケットンのことを知ってしまいました
世子殿下を殺したのも
ケットンを殺そうとしたのも全て
領議政閣下が背後で働いていたと思います
私の父ですからわかります
ケットンが殿下に近づけばもっと危なくなると思います
殿下のお心次第です
今回だけは私に
譲歩してはいただけないでしょうか」と切実に願った
しかしスは
「何も聞かなかったことにします
ケットンは私が守ります」と言って
その場を立ち去った
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10a1-1024x510.png)
その頃、左議政モングはヨンスから聞き出し
王スが会っていたのが自分の娘ジファではなく
ケットンだったことを知った
そして誰にも自分がこのことを知っていることを
知られてはいけないと警告した
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10a2-1024x533.png)
次の日、ジファの家の召使は
ケットンの兄カンがいないことに気づいた
ジファに聞くとどこかに売ってしまったと言われ
驚く召使
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10a5-1024x360.jpg)
その頃、宮では領議政ボンドクがスに
「殿下がユンお嬢様(ケットン)を大変
気に入られていると聞きました
でしたらお嬢さまをお側に置かれて結構です
その代わり私が推薦したまたいとこの娘を
一番前に(正室)にしてくださればの話です
一つをあきらめてくだされば
全てを得ることができます」と申し出た
するとスは「どうしましょうか
その一つが私の全てなのですが」と答えた
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10a6-1024x528.png)
その日の夜、ケットンの家に兄カンが来た
驚き喜ぶケットン
しかし、ケットンはカンがここにいると
ジファに怒られると思い家に帰そうとしたが
カンは嫌がり帰ろうとしなかった
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10a7-1024x513.png)
そこにマフンが現れもうジファの家には
帰られなくてもいいと言った
マフンがジファの召使からカンが
売られてしまったことを聞き
ドジュンと共に探し出し
ケットンの元に連れてきたのだった
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10a10-1024x385.jpg)
マフンは「これからお前の兄は自由だ
そしてお前も自由だ
お前が願えば宮にも行くこともできるし
行きたくなければ行かなくていい
ユン・スヨンとして生きて行ってもいいし
ケットンとして生きていくこともできる
あの方の元に行ってもいいし
コッパダンに残ってもいい
願うならお前の兄にも新しい身分を与えることもできる
もうこれ以上、誰かに追いかけられたり
誰かを探さなくてもいい
お前が行きたい所、どこでも行っていいんだ」と言った
ケットンは「どこにですか」と聞いた
マフンは「お前が行きたい所ならどこでも」と答えた
マフンを誤解しているケットンは
「あなたはこれで心がすっきりしたでしょう」と言い
マフンが「ああ すっきりしてとてもいい」と言ったので
ケットンは「私のようなお荷物は
もう中に入ります」と言い家に入って行った
二人はなかなかわかりあうことができなかった
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10s1-1024x526.png)
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10s2-1024x532.png)
次の日、ケットンはマフンからもらった
求婚書をもってコッパダンを訪ねた
そこには「戀(恋)」という一文字の漢字しか
入っていなかったのでケットンには
意味がわからなかったのだった
そこにヨンスがいたので聞いた
すると「「戀(恋)」は
「思い慕う」の意味であることを知り
ケットンは喜んだ
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10s5-1024x432.jpg)
しかし、その日の夜、スの養父である
内禁衛長ムンソクがケットンを訪ねてきた
そして再揀擇(チェカンテク)に
必ず来てほしいと言った
「コッパダン、お前が逃げたりしたら
殿下があの者たちを
そのままにはしておかないだろう
殿下はお前を側に置きたいために
全てのものを掛けていらっしゃる
お前一人に多くの命が掛かっている
お前の選択ではないことは分かっている
それは殿下が王になられた時も
殿下が選ばれたことではなかった
ケットン 一回だけ殿下を助けてあげてほしい」と
ケットンはムンソクに懇切にお願いされた
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10s6-1024x523.png)
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10s9-1024x404.jpg)
次の日、マフンはケットンを誘って海に行った
二人は本当に幸せな時間を過ごした
しかし、マフンが
「ケットン お前は誰になってもどこにでも行ってもいい
それでも私の側にいてくれることはできないか」と言った
しかし、ケットンはそれに対して何も答えなかった
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10d3-1024x519.png)
その夜、ヨンスは左議政モングに
ケットンの兄を探し出せと命令された
探し出せなければ元の罪人の位置に戻すぞと脅迫された
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10d1-1024x458.png)
ヨンスは元々、奴婢の出身で
仕方なく罪人の人斬りをしなければならなくなった
しかし、ヨンスはどうしても人を斬ることができず
その時、役人に「しっかり剣を掴め
お前のような獣野郎がこんなこともできないなら
産まれてこなければよかったのに
ゴミよりも卑しい奴 早く斬れ!」と言われ
それを聞いたヨンスは
「俺も産まれてきたくて産まれてきたんじゃない!」
と言い、その役人を殺してしまったのだった
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10d2-1024x521.png)
その時、ヨンスはケットンに兄カンを
少しの間、面倒みてあげてほしいと言われた
「どうして俺に?」と聞くヨンスに
ケットンは「そりゃ あなたが一番信じられるから
いい人だし」と答えた
ヨンスは「俺はいい奴じゃない」と言ったが
ケットンが「わかります いい人じゃないように
見せるように努力してるけど元々いい奴だってこと」と言った
するとヨンスは「俺はお前を憎んでいた
だからお前も俺を憎んでもいい」と言った
何も知らないケットンはヨンスにカンを任せ
家に帰った
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10d4-1024x530.png)
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10d5-1024x521.png)
![](http://kimmo77.com/wp-content/uploads/2019/11/10d6-1024x517.png)
次の日、ケットンはマフンに手紙を残し
宮に向かうことにした
それを読んだマフンは
「行かないでほしい
私のそばにいると言ったじゃないか
恋慕している 行くな」と涙を流し
告白するマフン
しかしその時、ケットンは籠の中で
泣きながら「もう遅いです」と言った
コメント