ソヨンは哲宗が
自分を襲撃してきた刺客だと知った
その時、哲宗がソヨンのお茶に何かを入れた
ソヨンはそれに気づき、哲宗に自分が飲むように
勧めた
すると哲宗はそれを飲んだが
ソヨンに口づけし、そのお茶をソヨンの口に入れた
ソヨンはすぐにそれを吐き出そうとしたが
哲宗が「私が中殿に毒でも
飲ませたと言うのですか
なぜですか そのようなことをする理由が
あるのですか
そのままでいてください
時間が経っても中殿に何の症状もでなければ
私が潔白だということが証明されるでしょう」
と言った
それを聞いたソヨンは「嫌だと言ったら?」
と聞くと哲宗はソヨンの鋭い髪飾りを
自分の首に突きつけ
「毒は舌が麻痺することが始まりです
そうなったらすぐにでも
この手を動かしてください」と言った
それを聞いたボンファンは
「死んでも一人では死なない」と思い
哲宗の首に髪飾りの先を突きつけた
それは毒ではなく、真実を言わせる薬だった
哲宗は「あの日、何があったのですか」と
ソヨンに尋ねた
ボンファンは何も言ってはいけないと思ったが
その薬のせいか
「あの晩、お前は私を殺そうとした」と
言ってしまった
哲宗は「それを今まで知っていながら
なぜ隠していたのですか!
何を企んでいるのですか!」と叫んだ
ソヨンは「知らなかったから
今、お前が勧めた茶のお蔭でわかったから!
知っていたらすぐにでも
お前の命を奪っただろうに
悪い奴だ いくら他の女に狂ったとしても
自分の奥さんを殺そうとするなんて
それでもお前は人間か!」と叫んだ
哲宗は「中殿はその日、聞いてはいけない話を
聞いてしまいました
何を聞いたのですか?」と尋ねた
するとソヨンは「他の理由があるのか
お前がこの女を殺そうとした行動に
ものすごい正当な理由があったっていうのか
笑わせるなよ!
私が何を聞こうが お前が他の女に狂おうが
私を殺そうとした理由はたった一つだ
私がお前より弱いから 簡単に殺せるから
私がお前より弱いから!
それが本当の理由だ
お前はただ単に弱い者を殺すだけの殺人魔だ」
と叫んだ
それを聞いた哲宗はそれを認め
自分が強い権力と戦うことに
自信がないため、一番弱い中殿を殺そうと
しただけだったと気づいた
「弱い者と戦うのなら、
あの者たちと異なることはない」と
その頃、ビョンインはあの夜
ソヨンを狙った刺客(哲宗のこと)が顔に巻いていた布が
宮内で使われる高級な物であることを調べ上げた
その時、哲宗の兄ヨンピョン君は
その布を焼き捨てていた
それを官人が見ていた
その頃、ファジンの召使オウォリは何者かに
拉致され、中殿ソヨンを池に突き落としたのが
誰かと脅迫された
それはキム・ジャグンの指示だった
その頃、ソヨンはスウォン王后に呼ばれ
哲宗の後宮(側室)をあと二人
選ぶように指示を受けた
スウォン王后はファジンを
宮から追い出そうとしていたのだった
それを聞いたボンファンは
「結局、この女(ソヨン)の思い通りに
なるようだな
ファジンは罠にはまったようだし
おい、お前このままだと天罰受けるぞ
ファジンが可哀そうだな
だけど 俺に何の関係があるんだ
もう帰っちゃえば
バイバイなんだから」と思った
その後、ソヨンはスラッカンで
幼い宮女に会った
名前はタミャン
ソヨンは可愛いタミャンを可愛がった
その後、ファジンは召使オウォリが
行方不明になったので心配した
その時、チョ大妃が来て
「この宮の中であなたが信じられるのは
同じ船に乗った私しかいません
だから一つの嘘なく私に真実を言わなくては
なりません
そうすればあの娘も助かるし
私達も助かるのです」と言った
その後、ファジンは哲宗とヨンピョン君に
手紙を送った
哲宗はソヨンが復讐の為に
仕組んだことだと思い、止めるファジンに
「宮に来て私は一度も
王になりたいと思ったことはありません
しかし、もうこれ以上逃げるだけの
存在にはなりたくありません」と言い
自分が何とかすると言った
その時、ボンファンはソヨンが作った遺書
らしきものを見つけた
それを見たボンファンはあの日、
ソヨンは誰かに突き落とされたのでもなく
誰かのせいで突き落とされたことにしようと
したのでもなく、
自殺しようとしたのだと気づいた
ファジンは哲宗を守る為
自ら、ソヨンを池に突き落としたと言った
するとスウォン王后はそれを指示したのは
チョ王妃だという証拠を突きつけて来た
それはキム・ジャグンとスウォン王后の
企みだった
そこに哲宗が現れ、ファジンの自白は
嘘だと言った
するとスウォン王后は哲宗を
「女に溺れてしっかりとした判断が
できなくなっているようですね
そのような人に朝廷の仕事を
任せることができますか」と言い
哲宗の前でファジンにもう一度
自白させた
そしてスウォン王后はファジンに自ら
罪を認め、斬刑を受け入れるなら
ファジンの自白を受け入れると言い
ファジンに剣を突きつけた
それを見た哲宗は
「自白をするのは妃ではありません!」と
その剣の刃をファジンから遠ざけた
それをずっと見ていたボンファンは
「哲宗、あいつ、かっこいいな」と言った
そして「でも一人だけかっこいいところ
見せつけやがって
あ!そうだ 今日の夜になれば池に
水が一杯になるだろうから俺は帰れるな」と
思い、哲宗が
「中殿を殺めようとした勢力は・・・」と
言おうとするとソヨンが
「ちょっと待って!」と止め
「事件の中心人物である私が真実を話します
私はその日・・・自殺しようとしたのです」と言った
そして哲宗を見て
「お前一人、かっこいいところ
みせれると思うなよ
この場のヒーローは 俺だ」と思い
スウォン王后に「ですから罪のない人々が
血を流すことがないように
しなければなりません」と訴えた
それを聞いた哲宗は驚いた
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