私の国11話 あらすじ

私の国

ナムジョンはフィに
「望みは何だ?」と聞いた
するとフィは「私と手を組みませんか
そうしたら金の瓶をお返しします」と言った
「代価は何だ?」と聞くナムジョンに
「市場の商圏」だと言うフィ
それに対しナムジョンは
「お前の妹の冥福は祈るが
お前の為に誰かが死ぬのは
最後にしなくちゃいけないんじゃないか」と言った

その後、ナムジョンと別れたフィは
再び体に回った毒のせいで倒れた
その時、フィが刺客だと知ったソンホが来て
「なぜ また戻って来たんだ
その体で何をしようというのか」と言い
倒れたフィを薬房まで連れて行った

その後、ナムジョンは約束通り
フィと手を組むことにし
金の瓶を取り返したが
刺客たちにフィを殺せと指示したが
それをあらかじめ予想していたフィは
ナムジョンの刺客隊を殺害した

フィを助けたのはバンウォンだった
フィが6年前「生かしてくださったなら
責任をとってください」と言った
バンウォンはその場で倒れたフィを見て
医員を呼び、治療してあげた
そして必死で弓の練習をするフィに
「体調を整えてからやれ」と言ったが
フィは「俺にはもう時間がない」と言い
ナムジョンに対する復讐心を燃やした

そして今、久しぶりにバンウォンに会ったフィ
二人は「イファル」で酒を飲みながら
これからのことを話した
バンウォンはナムジョンが望む臣下の国ではなく
「王が民を導く国を建てるため
ナムジョンの計略を必ず防ぐ
歴史には自分が血を残すものとして
記されたとしても」と言った
それを聞いたフィは
「俺は国とか大義とかは関心がない
ただナムジョンをぶっつぶせれば
いいだけだ」と言った

その後、再び倒れたフィをヒジェが介抱した
ヒジェは新しい包帯に巻きなおしてあげ
フィに「行かなくちゃいけない道だとしたら
これ以上、傷ついてほしくない」と言い
フィはヒジェの手を優しく握った

その後、フィとソンホは6年ぶりに会った
そこでフィは
「お前の父親を一度しか
殺せないのが惜しくてしょうがない
だからその一回に数えきれない程の
苦痛を与えてやろうと思う」と言った
それを聞いたソンホは
「その体で何ができるっていうんだ
俺がやる」とフィを止めようとしたが
「俺の国はもう死んだんだ!
俺はお前の父が死ぬときに死ぬ
だからこれ以上、俺を止めるな」と言った

その後、ナムジョンは遂に
ソンゲから世子バンソクに譲位させるために
意を共にする臣下達と共に
自分の決意を記し
そこに手の平を斬り
血判を押し誓った
そこにはバンウォンに指示され
バンウォンの兄バンガンも出席していた

そのことをソンホはソンゲに伝えた

その後、ナムジョンはソンゲに譲位のことを告げた
それを聞いたソンゲは驚き
倒れそうになった

その後、ソンゲは中殿が亡くなる前に
「ナムジョンとバンウォンを殺さなければ
世子を守ることができない
世子の次は殿下あなたです」と遺言のように
残した言葉を思い出し涙していた

その後、ソンゲは世子とソンホを呼び
ナムジョンとバンウォンが
死ぬ場(戦う場)を作らなければならないと言い
ソンゲは宮を出ることにし
ソンホは自らナムジョンを殺すと言った

その後、ナムジョンは刺客隊を送り
ソンゲの息子たちである大君たちを殺せと命令した
しかしそれをフィが防ぎ、ナムジョンに言った
「これからお前の世界を崩していくつもりだ
これは終わりではなく始まりに過ぎない
お前が生きて行く唯一の機会を教えてやろうか
俺の為に生きて死ね
俺がそうして来たように
嫌か それならこれからよく見て置け
俺がお前をどうやって裁いていくのか」と言った

そして、ソンゲは宮から出た
そんなソンゲにバンウォンが会いに行った
バンウォンは「私はお父様にとって
どのような存在なのですか
以前と同じ、主人と僕ですか」と聞いた
それを聞いたソンゲは
「お前は私が王としての立場では鋭い剣であり
厚い盾だった 
しかし、父としてみるとお前は
8人の息子の中のただの
5番目だというだけだ」と言った

それを聞いたバンウォンは寂しい思いとなり
「いつまで私を利用するつもりですか
チョン・モンジュ(自分が王となり
朝鮮を建国しようとしたソンゲに対立した人物

最後はバンウォンが殺害した)の時もそうでした」と言ったが
ソンゲが「私はお前に命令した覚えはない
それもお前が選択したことだった」と言った
それを聞いたバンウォンは
「その選択、今も後悔し恨んでいます」と言った

そしてバンウォンは
ソンゲの前に跪き深くお辞儀し
「これから流れる血と涙は全て
殿下から始まるものになると思います
ですから恨まず
後悔もしないでください」と言い
その場を立ち去った

そしてバンウォンは外で待っていたフィに
自分が父ソンゲからいつも聞きたかった言葉
「ご苦労だったな」と言われ慰労された
それを聞いたバンウォンは少し笑った
そして心を決め
「橋を切断しろ」と命令した

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