セリは何者かによって拉致された
そして男たちはセリにジョンヒョクに
電話をかけさせ日程が早まり
スンジュンと一緒に今
韓国に帰ることになったと伝えさせた
その後、ジョンヒョクは
チョルガンによって捕まった
ジョンヒョクは面会に来たダンに
セリの行方がわからなくなった
何か知っていることはないかと聞いた
それに対しダンは
「結婚を前にした男が
婚約者ではない他の女が無事なのか
心配するなんて
結婚式までここにいて
結婚式になったら出てきてください」と
冷たく言った
それに対しジョンヒョクは
「もしかして私の父ですか
私の父に会ったんですか?
私の父があの女性を
連れて行ったんですか」と聞いた
するとダンは「はい 殺しました
もうどこに行ってもいません
あきらめてください」と言った
するとジョンヒョクは
「私の父に伝えてください
もし、あの女性に少しでも何かあったら
お父さんの残った一人の息子までも
失くしてしまうって」と強く言った
その頃、マンボクの息子ウピルは
昨日、セリが男たちに
連れて行かれたのを見たと言い
「あのお姉さんが落として
行ったもののようです」と
マンボクにリボンで包んだ箱を渡した
その中を見てマンボクは驚いた
ずっとチョルガンが探している
ジョンヒョクの兄ムヒョクの
時計だったからだった
マンボクはウピルに誰にも言うなと
口止めし時計を懐に入れた
その後、ジョンヒョクは中隊員たちに
「私の出身について噂を広めてほしい
実は私の父が総政治局長だ
私の父が事情を知っても
ここから出してくれそうにないから
噂を広めて何か方法を
見つけようと思う」と言った
その為、中隊員たちは指示通り
それを広めたため
村でもジョンヒョクは総政治局長の
息子らしいという噂が持ちきりになった
その頃、セリはジョンヒョクの家にいた
しかし、何も知らないセリは
自分の目の前にいる
ジョンヒョクの父チョンリョルが
ダンの父親だと勘違いし
「あなたがソ・ダンさんのお父様でしょう
ソ・ダンさんと本当によく似ておられます
正直、最初は誰がこんなことをするのかと
怒りが込み上げてきましたが
よく考えてみると理解ができます
私が娘さんの将来を
阻んでいるとお考えなのでしょう
二人の間で妨害しているように
見えたんでしょうし
十分に理解できます」と言った
するとチョンリョルは
「では言ってみなさい
何の目的があってリ・ジョンヒョクに
接近したのか」と聞いた
するとセリはパラグライダーに乗っていたら
突風が吹いてきて
ここまで来てしまったことなど
今までのことを全て話した
そして自分が韓国から来た
ファッション関係の会社社長であり
事故でここに来てしまった自分を
ジョンヒョクが人道的な立場で
今まで助けてくれたと言った
するとそれを聞いたチョンリョルが
全てはジョンヒョクが悪いと決めつけると
セリはジョンヒョクは絶対に悪くないと言い
二人の関係について聞かれ
「正直に言うと私は
リ・ジョンヒョクさんのことが好きでした
でもリ・ジョンヒョクさんは絶対に違います」と
絶対的にジョンヒョクが
悪くないことを主張した
そしてセリは自分が韓国に無事に帰れるように
一度だけ助けてほしいとお願いした
それを聞いていたジョンヒョクの母ユンヒは
セリに食事を準備してあげ
その夜はジョンヒョクが使っていた部屋で
休むように言ってくれた
その部屋の本棚を見て
ジョンヒョクの家にあった本と
同じような本の種類が
置かれているのを見たセリは
ユンヒがジョンヒョクの母だということがわかった
その夜、セリはジョンヒョクの部屋で
ジョンヒョクの幼い頃の写真を見ながら
楽しんでいた
そしてジョンヒョクの将来の夢が
ピアニストだったことを知った
その後、ジョンヒョクが総政治局長だと知った
ジョンヒョクの上官である大尉(ヨンエの夫)は
すぐにジョンヒョクを解放してあげ
「いつでも何かあった時には
兄さんに尋ねろ」と180度反対の態度で
ジョンヒョクに接してきた
その頃、セリはジョンヒョクの母ユンヒの
手作りククス(そうめん)を食べていた
そして「ジョンヒョクさんはお母様に似て
料理が上手だったんですね
ククスも麺から作ってくれて
コーヒーも淹れてくれたんです
お母様に似て本当に心の暖かい人です」と言った
それを聞いたユンヒは
「以前、ジョンヒョクは本当に
やさしい子だったんだけど
ある日から冷たい態度に変わってしまったの
そう言ってもらえるとうれしいわ」と言い喜んだ
その後、すぐにジョンヒョクは家に行き
父チョンリョルに
「あの人はどうしましたか!
どこに連れて行ったのですか!
死んだのですか!殺したのですか!」と叫んだ
チョンリョルは「どうしてお前は
先のことを考えないんだ」と言った
するとジョンヒョクは
いいえ、「考えたからこうしているのです
後で今日のことをずっと考え
後悔しないようにしたいから
こうしているのです
私がもう少し早かったら守れたのではないか
私がもっとうまくやっていたら
生かしてあげることができたのではないか
そんな考えはもうしたくありません
そのように生きていくことが
どれほど地獄なのか
お父様もよくわかっているではないですか!」と
兄ムヒョクの死後のことを思い、叫んだ
「家まで向かう間、息もできませんでした
私のせいであの人が
どうかなってしまったらと思うと
あの人に何かあったら
私も死ぬまで地獄の中で
生きていくことになると思います!」
と泣きながら言った
それを聞いていたユンヒが
「ジョンヒョク!息をしなさい
なぜ息ができないの!
私の子供が地獄で生きていくように
することなんかできなじゃないですか!」と言い
セリに会わせた
その夜、ダンとスンジュンは一緒に酒を飲んだ
スンジュンはダンの酔った姿に
少し惹かれた
その頃、ジョンヒョクの家では
セリがジョンヒョクの幼い頃の夢が
ピアニストだったことを話していた
そこでセリは自分がスイスに行った時に
誰かが弾いていたのを聞いて
本当に心が癒された時の話をし
その曲を弾いてみた
それを聞いたジョンヒョクは
「あの時、遅い午後だった
海霧が覆っていた
私は兄の悲報を聞いて
スイスを発とうととしていた
私の兄の為に作った曲を
あの湖畔で最初で最後に演奏したんだ」と言って
その曲を弾いた
それを聞いたセリは
「あの日、あそこで演奏していたのが
リ・ジョンヒョクさんだったの?
信じられない
私、あの日本当に寂しかったの
あの時私、死にたくて風景のいい所に行って
静かにいなくなろうと思って
行った旅行だったの
あなたはあなたの知らない時に
私を助けてくれたのね」と言った
するとジョンヒョクは
「よく聞いてください
あなたは明日、家に帰れます」と言った
次の日、軍事部長とチョルガンは
ジョンヒョクの家にセリがいると思い
ジョンヒョクの父チョンリョルに言い
家宅捜索の許可をもらい
家の中を調べたがセリは見つからなかった
その頃、セリはジョンヒョクと中隊員たちに
送られ、韓国に帰れることになった
中隊員たちはセリが韓国に帰ったら
もう二度と会えないと別れを惜しんだ
セリは「みんな、ここでケガとかしないで
なんでもよく食べて健康でいてね
もしかしてわからないじゃない
ある日、突然統一
されるかもしれないじゃない」と言った
その頃、ソウルのセリの家には
母ジョンヨンが来ていた
ジョンヨンはセリと葛藤し
また自分がセリにきついことを
どれほど言って来たかを思い出し
心痛めていた
その時、セリの部屋に
自分の写真が額にきれいに入れられ
飾られていたのを見てもっと心を痛めた
そして夜になり
ジョンヒョクはセリに
「元気でいてください
日常に戻り、何事もなかったように
過ごしてください
でももう寂しいと思わないでください
一人で風景のきれいな所で
消えてしまおうなんてこと
絶対に考えないでください
私がいるから
そばにはいなくてもあなたが
寂しくないように願う私が
いつも一緒にいますから
生きている間、ずっと幸せでいてください
そうしてくれたらありがたい」と伝えた
そして二人は韓国と北朝鮮の国境まで行きついた
セリは泣きながら韓国に入った
するとジョンヒョクが来て
「一歩位乗り越えても大丈夫ですよね」と言って
セリに熱いキスをした
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