その日、権知達は仕方なく宮で徹夜することにした
しかし、自分たちばかり仕事しなくはならないのかと不満を持ち
一杯だけでも飲みたいとアランが言ったのを聞いたソヒが
シヘンが隠し持っていた酒を探し出し
それを持って4人は飲みながら恋愛の話、婚姻の話などしながら
楽しい時間を過ごした
その後、ヘリョンが宮内を歩いているとイ・リムに会った
そしてイ・リムとヘリョンは一緒に時を過ごした
お互いを見つめるとなぜか幸せな気持ちとなった
しかし、途中でイ・リムは眠ってしまった
そんなイ・リムをヘリョンは笑顔で見つめた
次の日の朝、目を覚ましたイ・リムは驚いた!
ヘリョンが自分の腕を枕にすぐ横で眠っていたからだった
動くこともできず固まってしまうイ・リム
その時、ホ内官と女官たちがイ・リムが
部屋にいないので探しに来た
そこで外でヘリョンと一緒にいるのを見たホ内官は驚愕した!
イ・リムは驚いて駆け付けたホ内官に笑みを浮かべながら
「ク・ヘリョンからいい香りがした」と言った
その頃、芸文館に突然イ・ジンの正妻
世子嬪(セイジャビン)が訪れた
世子嬪(セイジャビン)は女史を連れてイ・ジンの所に行き、言った
「殿下はどうして1年に何回かしかない合房
(ハップパン 夫婦生活する日)の日になると
いろいろな理由を言って
後にするのはなぜですか」と強い口調で聞いてきた
イ・ジンは「昨日は必ず、読まなくてはいけない
上書があると言ったではないですか」と答えた
すると世子嬪(セイジャビン)は
「本当に不思議なことです
どうしていつも合房(ハップパン)の日になると
重要な上書が上がってくるのか
そんな政治のことより後継ぎの方が重要ではないですか!
幼い時、宮に入り15年間
殿下から女性として愛させたいと願ったことはありません
ただ一つ、後継ぎを授かりたいと思って懇切に願ってきました
しかし、殿下はいつも
それを何かの理由をつけて避けてこられました
後継ぎができないのも世子様から愛されないのも
全国が不安定なのも凶作なのも全て私のせいだと言われた時
私がどんな思いになったかわかりますか!」と叫んだ
それを聞いたイ・ジンは
「全然 嬪の気持ちをわかっていませんでした
心から謝ります」と言った
すると世子嬪(セイジャビン)は
「いいえ 言葉だけの謝罪は聞きたくありません!」と言い
次の合房(ハップパン)の日付を書いた紙を渡した
そして女史たちに全て記録したのかと確認した
その後、芸文館ではさっき女史が記録した
イ・ジンと世子嬪(セイジャビン)の会話内容を消すべきか
残すべきかで論争になった
その時、イ・ジンが芸文館を訪れウウォンを呼んだ
イ・ジンは「覚えているか
幼い頃、お前の家に遊びに行った時、出会ったお前の妹が
その後、自分の夫人になるとは夢にも思わなかった」と言った
するとウウォンは「記録を消してほしいということですね」と
イ・ジンの言いたいことを察するウウォン
イ・ジンは世子嬪(セイジャビン)の為を思い
そう言ったのだったがウウォンは
「それはできないということを
知っておられるではないですか」と言った
それを聞いたイ・ジンが
「私が怒ってもか 世子の命令だと脅迫してもか」と言った
ウウォンは「それもまた記録しなければいけません」と答えた
それを聞いたイ・ジンは笑って
「お前は前も今も変わっていないな
完璧な原則主義者だ」と言った
ウウォンは「申し訳ありません 殿下」と言ったが
イジンが「いいや 私が無理なお願いをした
しかし、他の人が世子嬪(セイジャビン)を指さし
何か言ったとしても
お前だけは嬪の味方になってやってくれ」とお願いした
それを聞いたウウォンはイ・ジンに深々とお辞儀をした
その頃、イ・リムは昨日の夜のことをホ内官に話した
ホ内官はイ・リムがヘリョンのことを好きだと察し
(イ・リムは否定したが)
昔から伝わる女性の心を奪う百戦百勝の秘儀を
小さな声でイ・リムに教えた
その後、イ・リムはヘリョンを呼び出し
ホ内官が教えてくれたことを実践しようとした
ホン内官はイ・リムにこう教えた
「この方法は目力が命です
このように強力で野性的な眼差しで
「お前を私の女にしてみせる」と言うのです」と
それをそのまま実践しようとしたイ・リム
しかし、ヘリョンはそこからスルスルと抜け出て
「ママ 私が理解できなくてお尋ねするのですが
どこか痛いのですか
それとも私を怒っておられるのですか?」と聞いた
そして「朝のことでしたら本当に心から謝罪いたします
でもこんなおかしな方法で
問い詰めるのはやめてください
これからは何があっても
ママの傍には行きませんから」と言った
それを聞いたイ・リムは「そうじゃないのに~」と思い
出ていくヘリョンを追いかけ
「問い詰めているんじゃない
問い詰めるほど怒ってもいなし、不快でもない
私は・・・私はお前が傍にいることいやじゃない
だから私の傍から離れていかないでほしい」と言った
それを聞いて動揺したヘリョンは
家に帰り、顔を洗いまくった
そこに召使ソルグムが来たので
ヘリョンは正直にそれを話してみた
するとソルグムはそれは聞いて怒った
「好きなら直球で告白しないと!
好きなのに自信がないから遠回しな表現を使って
うちに純情なお嬢様の心を揺さぶって!
その人、名前何ですか!前、うちに来たイケメンですか
私が一言言ってあげましょうか!」と言った
それを聞いたヘリョンは「告白?!」と言って驚いた
その夜、イクピョンはヘリョンの兄ジェギョンを呼んで
「モファという女が曙来院(ソレウォン
外国の技術と学問を学んだ学校)で学んでいた奴らを
集めようとしているようだ
これからはお前にこのことについて任せる
曙来院(ソレウォン)について
お前ほどよく知っている者はいないからな」と言った
それを聞いたジェギョンは複雑な気持ちになった
その後、ジェギョンはモファがいる森に行った
そこでジェギョンを見つけたモファは
ジェギョン目掛けて矢を放った
その次の日、イ・ジンは4人の女史官達を呼び
彤管(トングァン 朱い筆)をプレゼントした
そして「昔から女史たちはこの朱色の筆で
上殿の功と過ちを記録したと言われている
だからお前たちもその心構えをを
忘れないでほしいという意味の贈り物だ」と言い
それを見た女史官達は喜び、イ・ジンに感謝した
そしてイ・ジンは女史官たちにもう一つ贈り物をあげた
それは景色のよい渓谷に行き休暇を楽しみことだった
しかし、その場所は男性官吏たちが仕事を終え
体を洗う場所としても有名だった
それを聞いたイ・ジンはどんどんおかしな想像を膨らませ
ヘリョンが官吏の男にハートを送っていることまで想像してしまった
そしてその集中力でいつもはできない弓も
真ん中に的中させ、その後イ・リムはその場を離れた
その頃、ヘリョン達は渓谷で楽しい時間を過ごしていた
そしてお弁当を食べようとした時
肉を焼く為の木炭を忘れてきたことに気づいた
その為、ヘリョンが森で木を集めてくると言って行った
その時、突然、雨が降ってきた
木の下で雨宿りするヘリョン
そこにイ・リムが来てヘリョンが濡れないようにしてあげ
「心配したじゃないか」と言った
ここまでが9話のあらすじです
なんだかイ・リムとヘリョンの
気持ちが少し通じ合ったみたいですよね
それからイ・ジンと奥さんとの関係が
あまりうまくいっていないこともわかりました
そして奥さんはウウォンの妹でウウォンとイ・ジンは
幼い頃から友人のようですね
それからイ・ジンとソヒの関係も気になります
でもこのドラマは恋愛だけではなく
それぞれ主な人物の父と子の関係も描かれていますよね
ヘリョンは早くにご両親を亡くしたようですが
他の人物は父との葛藤によって今の自分がいる
みたいな感じのようになっています
イ・リムもイ・ジンも そしてウウォンもサヒもです
この父子関係によってこの人物たちがどうなっていくのかも
見どころだと思いました
今回も読んでくださりありがとうございました
10話もお楽しみに
なおこでした~
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