イ・リムが「慰撫使(ウィムサ)」として
ピョンヤンに行くことを知った大妃イム氏は
王イ・テを訪ね「その命をすぐに取り消してください
トウォンは主上(チュサン)の嫡子であり
世子の弟ではありませんか
そのような貴い子をなぜ死地に送ろうとするのですか!」と言うと
イ・テは「私は父である前にこの国の王です
国の仕事の前にどうして父母があり
子供がありますでしょうか」と言った
それを聞いた大妃は
「父親ではないからではないのですか!!」と叫んだ
(やはりイ・リムは王の本当の子供ではないようですね)
それを聞いたイ・テは「声を小さくしてください
他の人に聞こえてしまいます」と動揺し言った
その後、大妃は尚宮に「モファに書信を送りなさい
今、トウォンを守れるのはモファしかいない」と言った
それをサヒが聞いていた
イ・ジンはイ・リムを心配し訪ねた
イ・リムは「兄さん 私はうれしいです
お父様が私に初めて下さった仕事です
一生懸命頑張ってきます」と言った
その夜、サヒはイクピョンに大妃がトウォン大君を守れるのは
モファしかいないと言ったことを伝えた
その時、モファは夫であるホ・サンボから
大妃の書信を渡された
それを読んだモファは
「大妃ママに書信を読んだことをお伝えください
そしてあなた様も遠い所に行かれるようですが
どうかお体にお気をつけてください では」と言って
その場を離れた
サンボは去っていくモファに
「夫人も体に気を付けて
食事もきちんとしてくださいね~」と心配し言った
(モファは夫サンボにも自分の正体を
明らかにしてはいないようですね
そしてこのご夫婦は訳あって一緒に住んではいないようです)
そしてピョンヤンに向かって出発する日となった
皆、疫病を怖がり何とか集まった少数で行くことになった
しかしイ・リムはそこにヘリョンがいることに気づき
心から喜び、自然と笑みがこぼれた
そしてイ・リムたちはピョンヤンに向かって出発した
途中で休み時間となった時
イ・リムはヘリョンをずっと見つめていた
そこに一緒に行っていたウウォンがヘリョンに水を汲んであげ
何やら話しているのを見たイ・リムは
何ともいえない感情になった
(それが嫉妬だと本人は気づいているかはわかりませんが笑)
その頃、サヒは 吏曹正郞 という官職に就いている自分の父が
その当時、痘瘡の治療に使われたといわれる
緑豆、小豆、黒豆を買い占め
それをあとで疫病を恐れる人々に
高く売りつけようと企んでいることを知った
サヒはそんな父にこの家には
今でも多くの財があるにもかかわらず
そんな方法を使ってお金を稼ぎたいのですかと父を責めた
しかし、父は反対に誰のおかげでお前は
豊かな暮らしができていると思っているんだと憤慨した
そんな父を見ながらサヒは心を痛めた
その後、イ・リムたちはピョンヤンに行く途中で
海州(ヘジュ)の監営に行った
そこにいた 観察使(地方行政機関である道の長)が
疫病は王様から送っていただいた薬剤のお陰で
ずいぶんよくなったで心配しなくていいと言った
しかし、ウウォンはピョンヤンの 観察使が
なせここ海州(ヘジュ)に来ているのか疑問に思った
その後、イ・リムはホ内官から海州(ヘジュ)には
海があるということを聞き
一回も海をみたことのなかったイ・リムは
ヘリョンと一緒に行きたいと思い海に連れて行った
なぜ、ここに来たのかわからないヘリョンは長旅で疲れたと
宿所に戻ろうとした
するとイリムは「実は海を見るのは初めてなんだ
ずっと海を見たいと思っていたんだだけど
だからこの瞬間に誰かが一緒にいてくれたらと思って」と言った
それを聞いたヘリョンは靴を脱ぎ素足になった
そしてイ・リムも素足となり二人で一緒に砂浜を歩いたり
海に足をつけてみたりして本当に楽しい時間を過ごした
その後、ヘリョンは自分の元婚約者で婚姻式の日
ヘリョンの願いを聞いて婚姻を破棄してくれた男性に偶然出会った
彼はヘリョンが史官になったことを本当に喜んでくれた
彼は県監となっておりヘリョンに何としても
イ・リムと話ができるようにしてほしいと頼んだ
男性はイ・リムに挨拶し
「大君ママ どうか民たちを助けてください
朝廷に報告されたことは本当ではありません
数えきれないほどの民が疫病によって死んでしまいました
それだけではありません
薬剤もなく治療もできず
健康な者たちも監禁され飢えて死んでいっています」と言った
そして観察使たちが村にある穀物を持って行ってしまい
疫病のひどい地域に任地された観察使は
民を捨て、自分だけ逃げて行ったというのだった
それを聞いたヘリョンはその夜眠れなかった
そしてどうしたらいいのかわからないのならば
自分の目で見てみるしかないと馬小屋に行った
その時、イ・リムも来た
イ・リムは「誰の言葉を信じていいのかわからないし
もし本当に聞いた通り状況が悪いのであれば
私がどのようにしたらいいのかもわからない
そうならば私が何も知らない方が
よかったんじゃないかとも思ってしまって・・・
本当にどうしたらいいかわからないんだ」と言った
それを聞いたヘリョンは
「ママ 私もわかりません
わからないので本当のことを知りたいと思ったのです」と言い
二人は馬に乗り出発した
しかし、そこには役人たちが道を塞ぎ
完全に立ち入り禁止となっていた
その為、二人は山道を歩いて行った
その途中、商人たちに会った
商人たちは県監が言っていた通り疫病に侵された人々が苦しみ
村は閉鎖され健康な人も飢え死にしている状況だと言い
自分たちはその民から穀物を何倍もの値段で売ったと自慢した
それを聞いたヘリョンは怒ったが
その前にイ・リムが怒りをあらわにし
商人たちと喧嘩になった
その時、ヘリョンがイ・リムを助け二人は逃げた
その後、二人は森の中で疫病に罹った母親と娘が
隠れて住んでいるのを見つけた
その母親はヘリョンにこの娘だけ
連れて行ってほしいと懇切に言った
しかし、ヘリョンは娘を連れていくことはできないとイ・リムに言った
娘も疫病に罹っているかもしれないし
この娘の存在がわかったらどうなるかわからないから
それならばここにいる方が安全ではないかと判断したのだった
イ・リムもヘリョンも心を痛めながら
薬剤と食料を置いてそこを立ち去るしかなかった
その後、監営に戻ったイ・リムは観察使の不正を訴えた
しかし観察使は「事実を報告してハニャンに疫病が
発生するかもしれないという噂がたったら
もっと大変なことになるだろうと思って
数百を殺せば数千を助けられると思って
選択したことです」と言った
それを聞いたイ・リムは堂々と力強く
「そうではない!それは選択ではなく放棄ということです!」と言い
すぐに薬剤と食料を準備させ一番疫病の患者が多い
平安道に向かうことにした
その頃、宮ではイ・ジンがその知らせを聞き
自分のせいで弟イ・リムを
危険な場所に送ることになったと自分を責め
手が切れるほど矢を放っていた
それを横で見ていたサヒが切れた指に布を巻いてあげ
「ご自分を責めないでください
大君ママを送ったのは殿下ではありません」と言った
そしてヘリョンの兄ジェギョンはイクピョンに
モファの居場所がわかったと言い
「平安道」だと言った
遂にイ・リム達は「平安道」に着いた
多くの住民が疫病により死に苦しんでいた
しかし、ある家で子供達の笑い声が聞こえ
そこには元気に遊んだり、勉強している子供の姿があった
そしてそこに子供の腕を小さな刃で
治療している女性の姿があった
それを見て驚いたイ・リムは思わず
「何をしているんだ!」と叫んだ
その女性はモファだった
これで7話は終わりです
今回はイ・リムの人生のターニングポイントとなるような
出来事が起こりましたね
そしてヘリョンとも近づいた感じです
やはり王イ・テはイ・リムの実父ではないようですね
では本当のお父さんはどこに!?
そしてイ・ジンとは本当の兄弟ではないのかな
大妃イム氏が全てを知っているようですね
また8話もお楽しみに~
なおこでした~
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