ノクドゥとドンジュは何も言わずに
お互いを慰労しあった
そして海は今度行こうと言った
その後、「功臣録」がなくなっていることを
知ったユルムはノクドゥに会いに行った
そして自分の出生の秘密を知ったノクドゥに
自分と手を組まないかと言った
そうすればお前を捨てた父親に
一番残虐な復讐ができるぞと
それを聞いたノクドゥはユルムに
「狂った奴」と言ってその場を立ち去った
その後、王クァンへに呼ばれたノクドゥは
クァンへが自分を裏切った
腹心の友だったユンジョを
何としても殺すと言ったので
後ろからクァンへに矢を向けた
しかし、その時クァンへに
「お前を兼司僕(キョムサボク
王を護衛する親衛隊の一つ)に任命する
私の側で長く変わらずに
私を守ることができるか」と言われた
それを聞いたノクドゥは弓の方向を変え
矢を放ち涙を流しながら
「恐れ多くも喜んで
命をお受けいたします」と言った
その後、ノクドゥは育ての父ユンジョを救うため
20年前、クァンへが息子を捨て
殺そうとしたことを記した張り紙を
町中に張り付けて行った
そしてノクドゥは動揺する王クァンへを
落ち着かせ、今反応すると
人々がそれを事実だと受け止めるから
今は何も動かない方がいいとし
人々の目があるから監獄にも
出入りしない方がいいと忠告した
王クァンへはノクドゥを信じていたので
その通りにすることにした
そしてノクドゥはすぐに監獄に行きユンジョに
「なぜ俺のような者を助けて
お父さんがこんな所にいるのですか
あの時、俺が死ねばよかったのに」と言った
するとユンジョは「父の前で息子であるお前が
何を言っているんだ!
あの時、死んだかのように
ぐったりしていた産まれたばかりのお前が
僕は死んでいない 生きていると
言わんばかりに泣いたんだ
すごいことでも難しいことでもない
ただ人間としてするべきことをしただけだ
もう一度、あの時に戻ったとしても
私はお前を助けるだろう
だからお前の命を大切にしろ
すぐに宮を出ろ」と言うユンジョ
しかしそれを聞いて涙を流しながらノクドゥは
「いや 俺は逃げも隠れもしない
こんな所にいなきゃならないようにして
申し訳ありません 父さん
絶対にここから出れるようにするから」と言って
父にお辞儀しその場を立ち去った
その後、ノクドゥとドンジュはデートに出かけた
そこでノクドゥはなぜ寡婦村に
女装して行ったのかドンジュに話した
「自分が誰なのか知りたかったから
それを知っている者が
寡婦村にいると思ったから」と言うと
ドンジュは「それでわかったの
あんたが誰なのか?」と恐る恐る聞いて見た
するとノクドゥが「わかった 全部
だから全ての事を整理していこうと思う
俺の父さんを守らないといけないから」と言った
それを聞いたドンジュは
その父がクァンへの事であると思い
その時、ノクドゥとつないでいた手をぱっと放した
それを見てノクドゥは不思議に思った
その後、ドンジュは以前
家の召使だった老夫婦に連れられ
両親の埋葬されている墓に連れて行ってもらった
そこで埋葬してくれた老夫婦に感謝したが
まだクァンへが自分の家族が生き残っていたら
殺そうとしていることを知り
再び、クァンへに対して復讐の思いを募らせた
その後、クァンへはユンジョに拷問を与えた
それを受け苦しみの声を上げる
ユンジョの声を聞いたノクドゥは
クァンへにそれを止めさせた
そしてユンジョの拷問された傷跡に
薬を塗ってあげるノクドゥ
「お父さんをこんな風にしたこと
後悔させてやります
絶対、許しません
仕返してやります
血の涙を流させてやる」と言った
するとユンジョは
「あの方はお前の産みの父親だ」と言った
するとノクドゥは
「だからです だから許すことができません
父親だから」と言った
その後、クァンへは自分の息子を探せと
命令しているユルムにこれからはノクドゥが
そなたを助けるだろうと言い
二人で協力して王の息子を探すようにと命じた
その時クァンへは捕まえられなかったら
その場で殺せと命じた
それを聞いたノクドゥはクァンへに
なぜ殺さなくてはならないのか理由を聞いた
クァンへは「そいつが王になる運命だと言われた
そいつが生きていたら
私が王として死ぬことができないと言われた
私がどうやってこの位置に就いたと思うのか」と答えた
それを聞いたノクドゥは
「それが理由の全てですか」と聞き返すと
クァンへは「私にとっては
十分すぎるほどの理由だ」と言った
それを聞いたノクドゥはユルムと手を組むことにし
最後、王クァンヘは自分が
殺すようにさせてほしいと言った
その夜、ノクドゥは一人で酒を飲んだ
そして酔ってドンジュを訪ね
俺から離れてほしいと言った
しかし「でも本当は無責任で自分勝手なのはわかるけど
行かないでほしい
俺が何をしても
下まで堕ち切った悪者になったとしても
お前だけは俺の側にいてほしい」と言い
ドンジュにキスをした
するとドンジュは
「悪いのは私の方だから
いけないとはわかってたけど
私たちここまでにしよう
そうしなきゃいけない
何があっても 私が何をしても
あんたは悪くないから
全部私のせいだから ごめん」と言って
その場を立ち去った
その後、ノクドゥは
ユルムの功臣録に名前を書き
印を押した
すると捕盗庁にドンジュの家の
召使だったおじいさんがドンジュが
王に復讐しようとしていることを悟り
自分の身を守る為
ドンジュが逆謀を企んでいることを告発した
それを聞いたノクドゥはそれがドンジュだとわかり
すぐにドンジュを探しに行った
そして二人は出会った
ドンジュはノクドゥだとわからず
矢を向けた
それを見たノクドゥは
「お前、俺が誰だがわかるのか」と聞き
ドンジュは頷いた
それを見たノクドゥは涙を流した
すると後ろで他の役人たちが
ドンジュを探す声が聞こえてきたので
ノクドゥはドンジュに
「早く行け 行けってば!」と言った
それを聞いたドンジュは何度も後ろを振り返り
ノクドゥを切なく見ながらその場を立ち去った
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