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フィに剣を突き刺したソンホは
「王の力を借りて
この世を変えることができると思っていた
でもそれは錯覚だった
彼らにとって俺は
使い捨ての剣でしかなかった
彼らの世界を俺は変えることはできないが
崩すことはできる
俺はバンウォンを殺す
そしてバンガンも王もそして先王も
これ以上、関わるな
俺の最後の配慮と警告だ」と言い
女真族を連れてその場を立ち去った
そんなソンホにフィは
「俺はお前を助ける」と言った
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ソンホは女真族を連れて
バンウォンの軍人を殺していった
そこに対したムンボクも深い傷を負った
バンウォンの元に急ぐフィに
チドは「誰を助けに行くんだ
バンウォンかナム・ソンホか」と聞くと
フィは「二人とも助ける」と言った
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その後、バンウォンとバンガンが戦いを始めた時
ソンホが来てバンウォンに剣を向けた
バンウォンは「私がお前を生かしたのは
なぜだかわかるか
私に似ているからだ
そしてフィの友人だからだ
私とお前の違いが何だかわかるか
お前はただ私だけを見ているが
私はお前を含む全体を見ている
だからお前が勝つことができないのだ」と言った
するとそこにフィが軍人を連れて参戦した
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バンウォンはソンホを斬りつけ
傷ついたソンホをソンロクが馬に乗せ逃げた
そんな二人をフィが追いかけ
安全な場所を教えた
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そしてフィはバンウォンにソンホたちは
捕まえられなかったと嘘の報告した
するとバンウォンは
「逃してやったのではないのか
ナム・ソンホは再び私を狙ってくるだろう
その時は必ず私が殺すだろう
その時、お前はどうするのか」と聞くと
フィは「友人を守ります」と答えた
それを聞いたバンウォンは
「私に対すると言うのだな
では私はお前も殺すだろう」と言った
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その頃、ソンゲはフィの父ソ・ゴムの元にいた
将軍たちを集め
バンウォンに対立する機会を作ろうとしていた
それを知ったヒジェはソンゲに会い
「すぐに宮にお帰りになり
玉璽をお守りになってください
それが先王殿下ができる最善の方法です」と
勇気を持ってソンゲに訴えた
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その後、フィは薬を持ってソンホを訪ねた
そしてフィが偶然見つけたヨンが
ソンホの名前を刺繍し
プレゼントした布を渡し
「ヨンを守ってくれてありがとう
今まで俺の憤りばかりを思って
お前の心の痛みを感じることが
できなかった」と言った
それを聞いたソンホは
今までのことが思い出され
涙を浮かべた
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その頃、バンウォンは捕らえられたバンガンに
一体誰の指示でバンウォンを攻め
乱を起こしたのか聞いた
するとバンガンは笑いながら
「俺とお前の父親である先王殿下だ」と言った
それを聞いたバンウォンは一筋の涙を流した
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その後、フィはソンゲから
バンウォンに武術を教えたのが
自分の父ソ・ゴムだったことを知った
フィはバンウォンになぜ今まで
それを言わなかったのかと聞くと
バンウォンは何も答えなかった
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その為、父の死にバンウォンが
関係しているのではないかと思い
その夜、書庫を訪ねた
書庫で役人に見つかりそうになった時
ソンホが来てフィを助けた
そして二人で高麗時代の資料を調べた
二人はお互いを気遣い合い
フィはソンホに「ありがとう」と言った
その時、ソンホは何か手がかりとなる
人物の名前を見つけた
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次の日、その人物キム・ドスに
会いに行ったソンホ
同じ頃、チドはすでにドスを捕まえ
ソ・ゴムの死の背後に
誰がいたのか白状させていた
それは「イ・バンウォン」だった
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そしてフィもソンゲに直接聞いた
「私の父を殺したのは誰ですか」と
やはりバンウォンだと言った
それを聞いて衝撃を受けるフィ
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その頃、ソンホはこのままでは
バンウォンにフィが殺されると思い
フィの復讐のため自らバンウォンの家に行った
しかし、ソンホは
バンウォンの部下たちと戦い傷つき
バンウォンにも殺されそうになった
その時、フィが来てそれを止めた
そして「俺の父さんを死に追いやったこと
俺を騙して利用したこと
全部忘れることにする
その代わり大君が俺を助けてくれたこと
俺にしてくれた慰労も全部忘れることにする
だから俺の一番大切な友人を
守らせてくれ
そうしなければ大君はここで死ぬ」と
バンウォンめがけて弓を構え言った
それを聞いたバンウォンはソンホを殺さず
「行け、これはお前の功に対する褒美だ
できるだけ遠く遠くに去れ」と言った
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